令和元年度 「夏休み子どもの居場所」づくり(八重瀬町富盛地区の取り組み)

子ども達の夏休み期間に合わせ、公民館を拠点とした活動である「夏休み子どもたちの居場所づくり」が八重瀬町富盛地区で行われた。

この活動は地域ボランティアが主体となって実施しており、月曜日は学習支援、金曜日には昔遊びが行われ、今年で2年目になる。

活動の最終日、子ども達は昔遊びをはじめ、そうめん流しやかき氷を食べるなどをして楽しんだ。

同地区の保育園から園児の参加もあったことで異年齢交流も行われ、普段の活動よりも一段と賑やかになった。

活動の様子

参加した保育園の園長によると「富盛地区は、町内で2番目に大きい地区で地域愛に溢れている。地域と保育園が密接に関わって活動できるところがよい」とのこと。

他市から同地区へ移住してきたという住民からは「引っ越した当初は、地域に馴染めるか心配だった。しかし、地域愛が素晴らしい地区なので、安心して暮らすことができている」との話があった。

野原規子主任児童委員は「ボランティアをしていく中で、子ども達からエネルギーを貰えている。子ども達に寄り添い、一緒に遊ぶことを心がけている」とのこと。今後の課題については「子ども会や地域の若い方の参加」と述べた。

この日、町社会福祉協議会からも器具の貸し出しや見守りの協力があり、参加した職員からは「今後も同地区が活動継続できるよう支援していく。

ボランティア活動者の皆さん

ボランティア推進校として関わっている学校を中心に、学校教育との連携にも繋げていきたい」との話があった。

閉会式では、新里清文区長から「この活動を通して、学校では味わえない体験ができたら嬉しく思う。夏休みが終わっても、体験した昔遊び等を思い出して楽しんでほしい」と子ども達へメッセージが送られた。