「公民館の日」活動(八重瀬町新城地区)

抱負を語る新里聡区長

八重瀬町にある新城(あらぐすく)地区は、高齢化率21%と高いが、伝統芸能が盛んで、青年会OBや子ども会活動もあり地域の絆が強い地域である。

同地区では、第1・第3火曜日に「公民館の日」と題して、自治会書記や民生委員、主任児童委員が中心となり地域福祉活動が行われている。

活動のきっかけは、認知症を発症した方の見守りと居場所づくりをしようと始まった。

活動は朝10時にスタートする。主に、DVD映像に合わせて健康体操を行ったあと、組踊や芝居のビデオ鑑賞を楽しむ。そのあとは、お茶やコーヒーを飲みながらゆんたくをしてお昼12時には帰宅する。

認知症の有無に関わらず来所者を受け入れており、毎回10名前後の参加があり、安否確認や情報交換の場となっているとのこと。

また、活動の中で上がった福祉課題や住民からの意見は、毎月1回、地域のことを話し合うために設置された「支え合い委員会」で解決策を話し合っている。

活動の説明を行う座嘉比幸枝主任児童委員

この「支え合い委員会」と地域住民で受付・対応している「地域相談窓口」を設置したことで、、町社会福祉協議会職員と福祉活動の取り組みについてのやり取りが増え、また支え合い委員会の組織活動としての意識が高まったとのこと。

今後は「子ども会とタイアップした活動や防災訓練、福祉マップ作成を行っていきたい」と主任児童委員や民生委員から話があった。

新里聡区長は「できることから始めて、コミュニティの再構築を図りたい」と抱負を語った。