安里地区の取り組み(八重瀬町)

八重瀬町社会福祉協議会(金城榮幸会長)は、平成30年度より県社協から「社会的孤立対策モデル事業」の指定を受けている。

その活動の一環として町内9か所に地域福祉活動のモデル地区を認証しており、安里地区もモデル地区認証を受けた地区の一つである。

安里地区には約980名が住んでおり、高齢化率は31%と高いが、地域の支え合いや住民同士の繋がりが強い地区でもある。

同地区は町社協からのモデル地区認証を受け、平成30年10月から「地域相談窓口」を設置しており、毎月第2・4日曜日の10時から12時の間、公民館を拠点に日頃のちょっとした悩み事や相談を民生委員が中心になって受付け対応している。

また、地域課題として地区内の高齢化が進んでいることもあり、認知症に関する勉強会を7月に開催し、地域住民で支え合うよう意識向上を図っている。

相談内容について話し合う様子

地域相談窓口の相談員を務める、町民児協会長の兼城和夫さんは「気になる世帯をしっかり支援できるように、福祉マップづくりを行いたい」

また「既存の活動を活かして『認知症カフェ』も開設できるようにしたい」と抱負を語られた。