友寄第1団地自治会の取り組み(八重瀬町)

八重瀬町社会福祉協議会(金城榮幸会長)は、平成30年度より県社協から「社会的孤立対策モデル事業」の指定を受けている。

その活動の一環として、町内9か所に地域福祉活動のモデル地区を認証しており、友寄第1団地自治会(以下「同自治会」)も認証を受けた。

このモデル地区認証を受け、同自治会では友寄コミュニティーセンターへ「地域相談窓口」を設置し、毎週月曜日10時から11時に開設している。

生活支援体制整備事業の一環として自主活動を行うサークル「スクエアステップ(以下「同サークル」)では、住民主体で地域相談窓口と健康づくり、居場所づくりを行っている。

血圧測定時や会話の中で日常生活の相談を受け、その受けた相談内容に合わせて、相談者宅を訪問したり町社協をはじめとする関係機関に繋ぐなど、相談窓口機能も持ち併せ、住民主体で活動が行われているのが特徴である。

また、同サークル活動後に日頃の住民の様子や相談内容について話し合う時間を設けるなど、同自治会と町社協のコミュニティソーシャルワーカーが連携していることでより重層的な支援も期待できる。

石原ヨシ子さん(中央左)當山信子さん(中央右)と町社協職員

石原清自治会長は「困っている方を一人も見逃さないよう、活動を展開していきたい」と抱負を語った。地域相談員を務める當山信子さんは「地域活動を活かし、相談者の困りごとの解決に向けて取り組みたい」と述べ、サークル活動者の一人である石原ヨシ子さんは「楽しい過ごし方のできる地域にしたい」と想いを語られた。