平成30年度 社会的孤立対策モデル事業認証式及び相談員研修会(西原町社協の取り組み)

 

竹藤氏(中央)と地域相談員

西原町社会福祉協議会(大城幸哉会長)では、平成30年7月18日に、西原町社会福祉センターにおいて「平成30年度社会的孤立対策モデル事業認証式及び相談員研修会」を開催した。

県社協から社会的孤立対策モデル事業の指定を受けている西原町社会福祉協議会では、「地域相談窓口の設置」を平成28年度から自治会単位で進めている。

この地域相談窓口では、身近な悩みや地域のちょっとした困りごとは地域で解決できるよう各地区の公民館に設置され、自治会長や民生委員が中心となって対応している。今年度、新たに5地区が認証を受け、地域相談窓口の設置は全26ヵ所となった。

今年度、地域相談窓口を設置した棚原(たなばる)地区の相談員 山城愛 さんからは「地域の支え合いの仕組みづくりが必要だと考え、相談員をすることを決めた。まずは、相談窓口を知ってもらえるよう広報周知に力を入れたい」との話があった。

社会福祉士会会長 竹藤登氏

認証式が行われたあとには、一般社団法人沖縄県社会福祉士会会長である竹藤登氏を講師に迎え「相談員研修会」が行われた。

竹藤氏は、相談援助7原則(バイスティック7原則)をはじめ、心理学的要素を取り入れた相談対応の方法や心構えを指南した。

研修をうけた相談員からは「具体的例があってわかりやすかった」「今回の研修を活かして相談窓口を行いたい」との感想があった。