令和元年度 支え合い委員会モデル認証書交付式並びに地域窓口相談員研修会(八重瀬町社協の取り組み)

八重瀬町社会福祉協議会(金城榮孝会長)は、平成30年度より県社協から社会的孤立対策モデル事業の指定を受け、その活動の一環として町内に地域相談窓口の設置を進めている。

今年度、新たに5字・自治会が町社協より認証を受けて活動を始めるにあたり、相談対応のノウハウやコミュニケーション技術を習得することを目的に町保健センターで地域窓口相談員研修会が行われた。

研修会には、各地域でちょっとした困りごとや相談を受け付け対応している、区長や民生委員、老人クラブ会員等を中心に約40名が参加した。

講師の竹藤登氏

講師に琉球リハビリテーション学院教諭の竹藤登氏を迎え「相談におけるコミュニケーション技術」と題した研修会では、心理学に基づく「バイステック7原則」についてや相談援助の基本を学んだ。

また、座学だけではなく、面談の方法について実践的に学ぶ時間も設けられた。

竹藤氏は、「相談員が全て解決するのではなく、関係機関や公的サービスに繋げていく役割である」や「視点を変えて相手をみれば良い所が見えてくる」、「論理的理解よりも、感情を理解することで共感し、受容することが大切」など実践事例を交えながらコミュニケーション技術を指南した。

面談練習をする参加者

参加者からは「専門的な知識が分かりやすく学べた」、「これからの相談には、自信を持って対応していきたい」等との感想があった。