なきじん結ネットワーク連絡会(今帰仁村社協の取り組み)

今帰仁村社会福祉協議会(田港朝茂会長)は、県社協からの3年間の指定事業「社会的孤立対策モデル事業」の終了を受け、平成30年度からは「なきじん結ネットワーク事業(社会的孤立対策事業)」を独自事業として展開している。

同事業は、誰もが安心して暮らせる地域づくりに向け、連携・協働できるネットワークを構築し、地域ぐるみで課題解決を図る取り組みを展開することを目的に実施されている。

村社協地域支援部上野係長によると、村内19字を4地区に分けて各地区1名、計4名の地域福祉コーディネーターを配置し、住民の相談・支援活動を行っており、月に1回公民館を地域相談窓口とし、区長や民生委員、社協職員が相談に応じる「シマーのなんでも相談会」を村内全19字で行っているとのこと。

平成25年度と平成27年度には、「今帰仁村民福祉問題へのアンケート(まとめ)」を発行し、地域の福祉課題を話し合う地域福祉懇談会で課題共有をしている。

この「なきじん結ネットワーク事業」の一環として、平成30年10月19日、「なきじん結ネットワーク連絡会」が開催され、地域住民をはじめ今帰仁村役場福祉保健課職員や今帰仁郵便局、本部警察署、本部町・今帰仁村消防組合など約60名が参加した。

連絡会では、地域ボランティアやサークル活動者で行っている「なきじん見守り隊」の活動報告もあり、その効果として「見守り対象者から話しかけてくれるようになった」「独居であった方のお宅に、家族が来るようになった」などの報告があった。

グループワークの様子

その他、後半のグループワークでは、各字での「見守り隊の設置」にむけて様々な意見交換がなされ、参加者からは「今日の課題や情報を持ち帰って活動していきたい」「参考になることが多くあった。地域に持ち帰って活かしていきたい」との声があった。