平成29年度 「社会的孤立対策モデル事業第1回指定社協連絡会」を開催

平成29年4月17日、「社会的孤立対策モデル事業第1回指定社協連絡会」が県総合福祉センターで行われた。県社協よりモデル指定を受けている今帰仁村、糸満市、西原町、南風原町の4社協から事務局長と担当職員11名、助言者に神里博武氏(かみざと社会福祉研究所主宰)が参加し前年度の成果課題と今後の取り組みについて話し合いがもたれた。

具体的な成果として、地域相談窓口の設置やコミュニティソーシャルワーカーを配置をしたことにより、独居高齢者宅への訪問、職業相談や体操教室の開催等をとおして、安否確認や居場所作り、住民と顔の見える信頼関係がもてるようになったとの報告があった。

その他にも、各社協独自の取り組みとして、引きこもりをしていた方が介護ヘルパーの資格を取得し就労することができた、ボランティアが中心となってボランティアセンターを運営し、障がい者や高齢者、子供など幅広い世代の方々の居場所として定着しているなど、IMG_3600各市町村社協ともに地域福祉活動意識の高まりと本事業による地域住民の支え合いの成果が報告された。

神里氏からは、「個別支援と地域支援における新たな視点や本事業の成果の『見える化』にむけて、支援のプロセスを分かりやすく示していくことが重要」との助言があった。

県社協としては、「事業成果の見える化」に向け、指定社協の取り組み実績を行政や他市町村へ示すと同時に活動の普及を図って行きたい。