南風原社協主催「平成28年度福祉協力員等100人研修会」

沖縄県社協から「社会的孤立対策モデル事業」の指定を受ける南風原町社会福祉協議会(大城徳次郎会長)主催の《「福祉協力員等100人研修会》(以下研修会)が平成29年1月18日南風原町総合福祉防災センターちむぐくる館で開催された。

この日の研修会は、「特定非営利活動法人まちなか研究所わくわく」副代表理事の宮道喜一氏を講師に迎え、「地域の将来像と現状の差を埋めるには」をテーマに、地域福祉を進めるうえで重要となる住民の意識共有と合意形

グループワーク様子

成に向けたプロセスなどについて学んだ。この中で、宮道氏からは地域の課題の捉え方や話し合いの進め方、目的を達成するための目標設定についてアドバイスがあったほか、県内各地の地域福祉実践の事例紹介があった。

その後行われたグループワークでは、各自治区における課題の現状について「どうしたら良いか」を考え情報共有が図られた。

参加した福祉協力員、民生委員、児童委員からは「アパート世帯やひとり親世帯への訪問支援をどのように進めたらよいか」や「高齢者世帯での屋外作業のお手伝いをどう行うか」などについて意見が寄せられ、活動を通しての気づきや経験談等の意見交換が活発に行なわれた。

南風原町では、毎月1回、字地区において町社協の職員(コミュニティーソーシャルワーカー)を含めた連絡会議が行われており、福祉協力員をはじめとする住民の地域を想う意識の高さと熱意が感じられた研修会だった。