あなたの想いを新潟へ! ─沖縄の想いが一つになる─
新潟中越地震災害支援おきなわキャンペーン実施


 新潟中越地震の災害支援について、「何か力になりたい!」という沖縄からの想いを形にする場をつくりたいと考え、沖縄県ボランティア・市民活動支援センター(沖縄県社会福祉協議会)が主体となって、11月13日に「おきなわキャンペーン」と称した街頭募金活動をパレットくもじ前広場・ゆいレール県庁前駅前および那覇市ぶんかテンブス前広場の3ヵ所にて行いました。
 キャンペーンに賛同・協力いただいた団体60、当日の街頭募金活動へのボランティア人数に至っては、延べ180名にのぼる多数の参加がありました。
 活動内容は、義援金・ボランティア活動基金の街頭募金活動、メッセージフラッグへの書込み、情報チラシ配布、パネル展、参加団体紹介など。その他エイサー団体の演舞、飛び入りの器楽ライブも行われ、数多くの通行人の方が足を止めていただき、募金に協力してくれました。
 募金総額686,861円(義援金365,573円、ボランティア活動基金321,288円)。義援金は沖縄共同募金会へ直接持参、ボランティア活動基金は県社協より同基金へ振込、メッセージフラッグは県社協の新潟支援職員派遣の際に直接現地のボランティアセンターに届けました。
 「距離の離れた新潟県への協力をこんな自分でもできるのなら」と思って参加してくれたボランティア、「多くの人が募金してくれて、言葉にしなくてもみんな同じ思いでいるんだなぁ」(ボランティア参加者アンケートより)と感じさせてくれた募金協力者の皆様、多くのご賛同・ご協力本当にありがとうございました。




被災地レポート
 凄まじい爪あと  助け合う被災地住民

 新潟中越地震で被災に遭った方々の当面の生活費を融資する制度(生活福祉資金緊急小口資金特例貸付)の応援として11月2日から9日まで参加しました。新潟県社協のある新潟市内は交通機関が遮断することもなく想像していたほど地震の影響がない状況でした。新潟で被災を受けた市町村は32でしたが、すべての市町村で受付を行うのは難しく、9市町村11ヶ所で実施となり、私は小千谷市の隣になる小国町での応援に入りました。現地へ移動するなか、公道に亀裂が走り、高速道路も遮断され、また家屋が傾いているなど、新潟市内とはまったく違う光景が広がっていて、被災の凄さを物語っていました。
 現地では資金の広報も兼ねながら、避難所等の状況を確認しに行きました。日中は仕事や自宅の片付けなどでほとんど誰もいない状態でしたが、余震が続き自宅での就寝が不安なため、避難所で寝泊りしている人が多い状況でした。
 その中、小国町では「がんばれ!小国」という被災地復興イベントを行い、炊き出しの料理を食べながら、生活情報や救援物資等を提供していました。県外からも多くのボランティアが参加し、町民も互いに励ましあいすばらしいイベントでした。
 緊急小口資金貸付件数ですが、5日間で1058件、1億804万円の貸付金額となり、予想よりも大きく下回るかたちになりました。理由として、いまだに余震が続き、落ち着いて借り入れのことを考える余裕がないことが挙げられると思います。復興が進み、ある程度、生活が落ち着いてから、ニーズが出てくるのではと感じました。
心身共に負担が大きくなる中、一日も早く復興することはもちろんですが、精神的ケアの必要性も感じました。また社協として、被災者の方々が様々な社会資源や制度を活用し、復興していけるサポートとしなければならないと痛感しました。   (厚生部 儀間)

                    


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福祉情報おきなわVol.99(2005.1.4)
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