新年のあいさつ
「支え合い、共に創る社会」を目指す

社会福祉法人 沖縄県社会福祉協議会
社会福祉法人 沖縄県共同募金会
会 長 呉屋秀信
あけましておめでとうございます。県民の皆様には、日頃より社会福祉に対する多大なご理解、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
さて、少子高齢化の進展に伴って家庭や地域の環境、経済構造等のあらゆる仕組みが大きく変容している状況の中で、昨年は制度施行5年を経過した介護保険制度の見直し、児童虐待防止に向けた取り組み、障害者の自立と社会参加を促進する支援費制度の着実な推進等、行政による措置の仕組みは大幅に縮小し、個人の尊厳と主体性を尊重した利用者本位の制度を目指して社会福祉制度の総合的な改革が進められました。これからの社会福祉は、家庭や地域の中でその人らしい自立した生活を支えるための地域福祉に大きな期待が寄せられております。
今年は、県民一人ひとりの自助、共助、そして公助があいまった福祉文化の普及が必要であり、これまで以上に市町村社協、福祉施設・団体、民生委員協議会、ボランティア、関係機関団体等との連携強化を図りながら、「支え合い・共につくる福祉社会」の形成を目指して、県民主体の地域福祉活動を展開して行く年にしたいと存じますので、一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。
年頭にあたり、県民皆様方のますますのご健勝とご活躍、ご多幸をお祈り申し上げまして、新年のあいさつといたします。
山内盛幸常務理事が就任
新垣前常務は県出納長に
沖縄県社協の新しい常務理事に山内盛幸・前福祉人材研修センター所長(県出向)が就任した。これは、新垣幸子前常務理事の退任・県出納長就任に伴うもの。11月12日に開催された第2回評議員会で理事の補充選任が行われ、新理事として山内氏が就任。19日に呉屋秀信県社協会長が常務理事として指名した。
なお、福祉人材研修センター所長には饒平名宏・前県長寿社会対策室副参事が就任した。
社会福祉大会に1500名余が参加
惣万氏 「富山型」を紹介
「地域福祉つながる心でまちづくり」をスローガンに、第47回沖縄県社会福祉大会が福祉事業従事者や民生委員児童委員など1500名余りを集めて、10月15日に沖縄コンベンションセンターで開かれた。
同大会では長年にわたる社会福祉の功績によって352人、2夫妻、41団体が県知事、大会長表彰・感謝を受けた。
また、地域を基盤とした総合的支援体制の構築に向け一層努力する事を宣言し、地域における福祉文化の創造を積極的に推進し、一人ひとりが分け隔てなく支え合える共生型福祉社会の実現を目指して全力を傾けることを誓い合った。
記念講演では、NPO法人デイサービスこのゆびとーまれ代表の惣万佳代子氏が「笑顔の大家族このゆびとーまれ~「富山型」デイサービスの日々」~と題し先進的な地域福祉の実践について講演。
このゆびとーまれでは「だれもが、地域で、ともに暮らす」を理念としている。介護保険や支援費制度の枠にとらわれない、赤ちゃんからお年寄り、障害児・者も共に利用するという、「共生型・ニーズ型」サービスを全国に先がけて実践してきた。
その実践において、痴呆のお年寄りが赤ちゃんをあやしたり、知的障害者がお年寄りや子どもの面倒を見たり、子どもたちがお年寄りのお手伝いをしたりと、一緒にいる事で互いの不自由なところや得意なところを共有し、自然と補い分かち合えるという利用者同士の自助・共助の効果について紹介した。
現在このゆびとーまれの活動は、「富山型デイサービス」として全国に紹介され、今日の福祉事業に大きな影響をもたらしている。
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福祉情報おきなわVol.99(2005.1.4) |
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