シリーズ活動最前線
集団託児を通して子育て支援
保育すけっと in ナハ
保育すけっとinナハの結成
▲育児休暇中の母親らを対象としたカムバックセミナーに付設された一時保育。生後5ヶ月〜2歳前の子どもたちをマンツーマンでお世話する。
 2002年4月、県・那覇市などによる「保育サービス講習会」の修了者が集まり、地域における子育て支援を目的とした有償ボランティアグループとして結成。那覇市がファミリーサポート事業を実施するにあたり、そのニーズ調査を行う上での協力団体として、当初は一人ひとりの利用者ニーズに応じた細やかな保育サービスを行っていた。

集団保育を活動を中心に
その後、那覇市がファミリーサポート事業を開始したこともあって、これまでの個別支援の保育サービスから、集団預かり保育へと活動をシフトさせていった。
 現在、ボランティア登録者は60名。保育士の資格を持っている者や保育講習会の修了者など、自らの子育てにひと段落した40~60代の女性たちが活動の担い手である。
 研修会やイベントなど、子育て中の女性を対象とした催事における託児サービスとして、様々な団体から依頼を受ける傍ら、市内2ヶ所の児童館で日曜開館のスタッフとして、また、病院内にある従業者のための学童スタッフとしての活動など集団保育のニーズは多様である。

おやこゆくり場が生み出す効果
 2009年1月、連合沖縄からの助成を受けて、久茂地にあるアパートの一室に「おやこゆくり場nukunuku(ぬくぬく)」を開いた。月・水・金の13時から16時まで、スタッフ2名体制で運営。1日に1組から5組程度の親子が利用するが、天気が悪い日は利用者がいないことも珍しくない。
 だが、周りに知り合いや友達がいない、コミュニケーションが苦手という親がぬくぬくを利用していく中で、一緒になった他の親と連絡先を交換し、交流を深め、ぬくぬく以外の場所でも会うなど、人とのつながりを築き、社会的資源を活用するようになったケースもあったという。「これはとても嬉しかったですし、私たちの目指すところです。」と、笑顔で福里代表が話してくれた。


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福祉情報おきなわVol.135(2011.1.1)
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