シリーズ活動最前線

退職後もスキルを活かして

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NPO法人マングローブEEクラブ


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福祉情報おきなわVol.130(2010.3.1)
編集発行 沖縄県社会福祉協議会  沖縄県共同募金会
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 偶数月の第3土曜日の午前中は、クラブの活動日として定例化し、活動を継続していくことで、学生や地域住民のリピーター参加者が増えてきたと言う。毎回、活動の内容を企画するにあたって、当日の流れやポイントなどをこと細かく参加者へ伝え、参加者がやっていることの意味を理解し、自ら行動できるよう仕掛けたり、活動内容をしっかり評価し、フィードバックすることを心がけるなど、植樹やクリーン活動が参加者の環境学習の場であることを常に熟考した内容となっている。
 平成19年度には、WAMの「子育て支援基金」を活用し、会員の平均年齢が60歳を超える法人の活動に若い人や環境問題に関心がある一般の人々を巻き込み、仲間を増やすべく、「大人と子どもの自然学校」コーディネーター養成事業を実施し、活動の基盤を強化した。
 平川代表は、「どんなにミッションが素晴らしくても、ニーズがあっても、活動を続けられなければダメなのよ」と、助成事業終了後の今は、厳しい財政事情の中で経費をやり繰りしながらも、今後は、活動を通して生産されるモノをただあげるだけではなく、活動資金へと変えていけるよう、財源的にも持続していくために頑張りたいと話された。

 平成17年より環境ボランティアとしてスタートし、翌年2月に特定非営利活動法人として認証されたマングローブEEEcosystems Education)クラブ(代表/平川節子氏)は、うるま市洲崎のマングローブテラスで地域の子どもたちと共に植樹やクリーン活動を行う団体である。

 大学で生物学を共に学んだ仲間や現役の頃からマングローブに関わっていた理科の教職員が退職し、これまでの知識と経験を活かして始めた活動は、社会とのつながりを持続させ、他人のため、社会のために役立っていることへの喜びを感じながら、活動を発展させてきている。

マングローブの植樹の様子 →