沖縄県介護実習・普及センター
福祉用具を上手に使って「楽々介護」を
高齢者等の介護は精神的にも肉体的にも負担が大きいですが、福祉用具を上手く使うと楽に介護ができます。
今回は、三大介護といわれております ①食事介助 ②排泄介助 ③入浴介助の中の入浴介助関連の福祉用具を紹介します。
入浴と福祉用具
入浴と保清のための福祉用具は、入浴を安全に、できるだけ自立可能なように、あるいは保清の介護が容易に行えるようにという目的で使用されるもである。
入浴の目的は身体を清潔に保つことにあるが、それによって、①皮膚や粘膜の汚れを除くとともに働きを高め感染を予防する、②血行がよくなり筋肉や関節などの疼痛緩和、疲労回復の効果がある、③気分を爽快にし意欲的になれる、などの大切な意義がある。
ところが加齢による足腰が衰え,身体に障害を負うと、身体機能と浴室や浴槽の仕様が会わなくなる。浴室は、概して硬く滑りやすく、裸で石鹸や湯水を使うこともあり事故の多い場所となっている。また有病率の高い高齢者は必ずしも浴槽に入らなくても安全にシャワー浴などを行いという場合もある。
このような場合、大掛かりな住宅改修を行わないでもそのときの状況にあった適切な福祉用具を購入することによって、自宅における入浴の可能性が高まることが多い。また介護する側にとって入浴介助は特に負担が重いテーマであるが、これも軽減が期待できる。医療上の理由や身体状態により入浴やシャワー浴ができない場合も、居室において使用する部分浴用具など便利なものもある。
入浴に伴う動作は、浴室までの往復移動・衣服の着脱・浴室への出入り・しゃがむことや立ち上がりの動作と安定した姿勢を保つことである。これらの動作各々に関する用具がある。直接肌に触れて使うこともふまえ、狭い浴室の中で行う一連の入浴動作を補助するために、本当に必要な用具は何かを正しく判断できるようにしたい。「本人の身体機能、住居の状況、介護力はどの程度あるか、書く用具の特徴と費用など」を総合的に検討し、ものによっては可能な限り試してみるなど慎重にすることが必要である。
福祉用具展示場がリニューアルオープン
スペース拡大 展示内容充実 福祉用具の普及活動に一役

沖縄県総合福祉センター東棟一階にある展示場を広げ内容充実の上リニューアルオープンしました。
同展示場はこれまで狭いスペースで少量の福祉用具を展示してきましたが、この程関係者の協力を得てスペースを広げることができました。また福祉用具の種類を増やし、最新の福祉用具も揃え、在宅介護や福祉用具の普及を図ります。さらに、これにあわせモデルルームと相談室も設置し、介護実習・普及センターの内容充実を図ることができました。
県民の皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

▲相談室
福祉用具や住宅改修をはじめ、介護に関するあらゆる相談に応じます。
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福祉情報おきなわVol.113(2007.5.1) |
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