平成19年度沖縄県共同募金会事業計画
Ⅰ.事業運営の方針
人口減少社会が進行するなか、地方分権制度改革や社会保障・社会福祉制度の改革が進められているが、国民が安心して生活することができる地域社会を構築するため、本格的な地域福祉の展開と充実が急務となっている。
▲赤い羽根共同募金運動
共同募金運動は、地域における市民参加の地域福祉活動を支援するものとして60年間にわたり運動を進めてきた。
この共同募金を民間社会福祉財源としてさらに発展させるために、中央共同募金会は、平成17年度に企画・推進委員会を設置し「共同募金改革」の検討に着手し、改革の方向性(素案)が出され、その後、専門部会および都道府県共同募金会による検討も加えられたが、いよいよ今年度は、その答申と実施に向けた取り組みが進められようとしている。
そのような状況を踏まえ、本会でも都道府県共同募金会と歩調を合わせその具体化に向けて運動を展開するとともに、県民に信頼される共同募金運動を推進するため、各支会・分会との緊密な連携の下に、次のことを重点として事業を実施する。
1.募金趣旨の徹底と募金増額
2.配分金使途の明確化
3.支会・分会の基盤強化
4.社会福祉協議会との積極的協働活動の展開
Ⅱ.事業実施項目
(1)募金趣旨の徹底と広報活動の推進
共同募金運動の今日的意義を広く県民に知らしめ、理解と協力を得るため、広報活動を強化する。
◇全国共通資材の活用(赤い羽根、ポスター、壁新聞、募金箱等)
◇広報チラシ及び募金資材の作成提供
◇共同募金広報チラシの県下全世帯への配布
◇共同募金運動啓発用懸垂幕の作成掲示
▲街頭募金
◇バス車輌等へのチラシの掲示
◇福祉童話等募金資材を活用しての福祉教育の推進
◇インターネットによる配分情報及び使い途の周知
◇ビデオ等を活用した共同募金使途の広報
◇報道機関との連携強化
◇テレビ・ラジオスポットの放映、放送
◇社会福祉関係者への啓発と募金活動への参加促進
◇各支会、分会及び地区社研協働の各種広報イベントの協力
(2)配分委員会の開催と受配明示の徹底
配分申請事業の緊急性・重要性を公平に総合調整し、配分額の適正を 図るため配分委員会を開催するとともに、受配事業を広く県民に知らせるため配分明示の徹底を図る。
◇共同募金配分委員会の開催
◇「県社協ホームページの共同募金コーナー」及び各種報道機関による配分結果公表
◇「赤い羽根シール」「赤い羽根表示板」の配布、掲示の徹底
◇受配施設、団体の機関紙による配分事業広報の徹底
◇配分事業並びに経理状況調査の実施
(3)支会・分会の基盤強化
各支会、分会の組織基盤の整備強化を図り、市町村社協との協働活動
を促進するとともに、円滑・適正な事務処理を図る。
◇支会、分会の指導調査の実施
◇支会、分会正副会長会議の開催
◇支会、分会事務局長・職員研究協議会の開催
◇各種会議等への役職員の派遣
◇共同募金説明会の開催促進
◇寄付金取扱事務資料の作成配布
◇内部監査の徹底指導
(4)歳末たすけあい運動の実施
本会と県社協が共催し、各支会、分会及び市町村社協が実施主体となり各報道機関の協力を得て県民への運動趣旨の周知を図る。
また、配分については運動の趣旨に沿って配分し、効果的な支援活動を行う。
▲歳末たすけあい贈呈式
(5)顕彰の実施
共同募金、歳末たすけあい運動に功労のあった個人及び団体に対し県社会福祉大会で顕彰を行う外、適宜多額寄付者に対し感謝状を贈る。
また、全国社会福祉大会長表彰、厚生労働大臣感謝状授与の申請を行う。
(6)県社会福祉協議会との積極的協働活動の展開
住民主体の民間社会福祉活動を推進する社会福祉協議会との協力関係を一層強化し協働して事業の展開を図る。
◇第50回沖縄県社会福祉大会の開催
◇歳末たすけあい運動の共催
◇社会福祉協議会役職員研修会における啓発宣伝
◇市町村社協事務指導への協力
◇各種資料の共同発刊
(7)指定寄付金の受付
共同募金以外の個人や法人からの指定寄付金(大蔵省告示第154号4の2及び自治省告示第66号に該当する寄付金)の受付を行い、中央審査が必要なものについては、その進達を行う。
(8)公益資金補助事業
次の各種公益補助事業については、推薦委員会を開催し要望事業を審査して重要且つ緊急度の高い事業から推薦を行う。
◇日本自転車振興会、日本小型自動車振興会公益補助事業
◇中央競馬馬主社会福祉財団助成事業
◇その他、公益資金の補助事業の情報提供
(9)災害たすけあい運動の実施
広域で災害が発生した場合「災害支援制度」に基づく全国的な連絡調整及び被災県共同募金会に対する支援態勢の整備を図るとともに「災害支援制度実施要領」に基づいて、災害積立金等による支援金の支出と災害ボランティアを派遣する。
また、県内、県外で大きな災害が発生した場合に災害義援金募集を実施する。
(10)情報開示の推進
本会の事業運営の透明性を一層推進するため、ホームぺージでの公開のほか、情報公開の請求がなされたときは、情報公開規程に基づき情報公開を行う。
(11)会務の運営
会務の効率化を図り、円滑な運営を行うため 理事会・評議員会及び各種委員会を次のとおり開催する。
◇理事会 年3回
◇評議員会 年3回
◇監事会 年1回
◇共同募金配分委員会 年2回
◇公益資金助成事業推薦委員会
年2回
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福祉情報おきなわVol.113(2007.5.1)
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