シリーズ活動最前線

地域の中でいきいきと

兼城ゆいまーる会
写真_よもやま話に花を咲かせる利用者の皆さん  
▲よもやま話に花を咲かせる利用者の皆さん

 今回は南風原町の「兼城ゆいまーる会」(大城茂会長)を紹介する。

 ゆいまーる会は兼城地区の民生委員や住民を中心としたボランティアで構成され、平成5年に発足。公民館に地域の高齢者が集うミニデイサービスなどの活動を行っている。

 毎月第3第4水曜日の2回行われるゆいまーる会の活動の特徴はその内容がバラエティ豊かな点にある。今年度の活動計画を見ただけでも、グラウンドゴルフにそば作り、講話、手工芸、ピクニックなど幅広い。

 また、ひとり暮らし高齢者世帯への友愛訪問や、町内の小学校、保育園との世代間交流など、会場の公民館から地域に出かけての活動も盛んに行っている。

 平成15年からは子育て中の親子が集う子育てサロンにも力を入れている。

 取材に訪れた日は毎年1回実施している体力測定が行われていた。これは、握力や体前屈、歩行などを測定し、自分の体力がどのくらいなのかを把握するもので、介護予防や健康増進の効果のねらいもある。

 ゆいまーる会では、年度末に利用者からアンケートを募り、「次はこんなことをやりたい」という利用者の声を取り入れながら計画を立てるという。これにより実現したバリエーション豊富なプログラムは、利用者をあきさせないばかりでなく、社会と関わる機会を自然と増やし、住民のボランティア参加の促進、地域全体の福祉力向上にもつながっている。

 会のメンバーである民生委員の松田直子さんは「皆さんの喜ぶ表情が本当にいきいきとしているでしょ。楽しんでもらうことで私たちもとてもうれしいんですよ。」と話す。

 利用者で元会長の山城清忠さん(81歳)は、「相互扶助を大切にこれまでやってきた。これからも皆でゆいまーる会を続けていきたい。」と語る。

 これからの会の活動について大城茂会長は、「今後も町社協などと連携しながら、利用者が楽しめるものを計画していきたい。」と抱負を語った。





福祉施設経営相談Q&A(会計・税務編)

 監修=福祉施設経営相談支援事業  専門相談員 公認会計士 倉持輝幸



『固定資産管理台帳の記載について』

 当法人はこれまで、固定資産管理台帳に有形固定資産及び無形固定資産のみを記載してきましたので、固定資産管理台帳の期末残高と貸借対照表の固定資産の期末残高とが一致しません。一致しなければいけないのでしょうか。




 一致しなければいけません。

 社援施第6号通知の別紙「固定資産管理台帳」には、有形固定資産及び無形固定資産、減価償却しない土地や権利、基本財産特定預金、その他の固定資産(県退職共済預け金等)についても記載することとなっています。

 つまり固定資産管理台帳は、貸借対照表の固定資産に計上されているすべての資産を記載しなければいけません。

 また、当会計年度に取得または減少した固定資産については、固定資産増減明細表を作成し、当期増加内訳または当期減少内訳を記載することとしており、この固定資産増減明細表と固定資産管理台帳に基づいて、固定資産集計表を作成することとしています。



 県社協では経営支援室を設置し、福祉施設の経営に関する相談を受け付けています。
 社会福祉法人の設立、施設経営、職員の処遇、会計・税務、法律問題など、さまざまな相談に対して、2名の経営支援員と3名の専門相談員が対応しています。

  沖縄県社会福祉協議会  経営支援室
  電話 098-887-2037(直通)
  FAX 098-887-2043(直通)



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福祉情報おきなわVol.111(2007.1.4)
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