シリーズ活動最前線
花が育む豊かな心
愛の泉保育園
今回は沖縄市高原にある、愛の泉保育園(金城キヨ子園長)を紹介する。
愛の泉保育園を訪れると色とりどりの花々が出迎えてくれる。
何十種類にもおよぶ草花は園の職員をはじめ、園児や保護者、地域住民がみんなで育てたもの。
金城園長は「『花を通じて優しい心を育てたい』というテーマを持って取り組んできました。」と説明する。
園に隣接する空き地はかつて、空き缶が散乱し、雑草が生い茂る状態だった。そこで、園の職員と地域住民が草刈りを行い、園児たちがコスモスの種をまいたところ、花が咲き、今では地域住民にとっても憩いの場へと変身した。
園庭にも花壇や花鉢を設置して花いっぱい活動に取り組んだ。「水をやりながら花に話しかけるなど、子どもたちが花をいたわるようになり、思いやりの心が自然と身についてきました。」と金城園長は話す。
また、草花を通して地域住民との交流も生まれている。園の前を通るお年寄りも「気持ちが癒される」と大喜びだ。こうした活動が評価され、今年3月には市が主催する「花いっぱいコンクール」で最高賞のグランプリに輝いた。
このほかにも同保育園では「愛の泉クリーン隊」を結成し、定期的に周辺地域の空き缶拾いなどの美化活動にも取り組んでいる。今年は、空き缶をリサイクル業者に引き渡し、貯めた収益金を「沖縄こどもの国」に寄付した。こうして地域に根ざした活動をとおして園児たちの豊かな心を育んでいる。
花が咲き誇るかつての空き地に立つ看板には次の標語が掲げられている。「きれいだね!見つめる心に花が咲く」。
(キャプション)
園の正門前にて。後方右が金城キヨ子園長
▼愛の泉保育園…沖縄市高原5-14-30 TEL:098-937-0195
福祉施設経営相談Q&A(労務管理編)
Q
施設の外壁塗装工事を行いました。金額は多額になっていますが、工事に伴う支出については、資本的支出・修繕費のどちらで処理したらよろしいでしょうか。

A
当該改修工事に係わる支出が10万円以上であり、かつ固定資産の使用可能期間の延長を伴う支出、又は資産価値の増加を伴う支出に該当する場合には、資本的支出として資産(建物等)に計上することになります。
具体的な例として、①建物の避難階段の取り付け等物理的に付加した部分に係わる費用の額②用途変更のための模様替え等改造又は改装に直接要した費用の額などがあげられます。
一方、固定資産の維持管理・原状回復に係わる支出である場合には、修繕費として費用に計上することになります。社会福祉施設整備補助制度に基づいて行われる大規模修繕に伴う支出も、原則として修繕費としての計上となりますが、資産価値の増加が認められる金額については資本的支出として取り扱うものと考えられます。また、金額については、たとえ高額であっても固定資産の維持管理・原状回復に係わる支出である場合には、修繕費として処理します。
監修▼福祉施設経営支援事業専門相談員 公認会計士 倉持輝幸
県社協では経営支援室を設置し、福祉施設の経営相談に関する相談を受付けています。
社会福祉法人の設立、施設経営、職員の処遇、会計・税務、法律問題など、さまざまな相談に対して、2名の経営支援員と3名の専門相談員が対応しています。
沖縄県社会福祉協議会 経営者支援室
電話098-887-2037(直通)
FAX 098-887-2043
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福祉情報おきなわVol.107(2006.5.1) |
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