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独自の世界観 作品ズラリ
アートキャンプ2006 開催


 1月18日~29日の期間中、障害のある方々が創作した作品の展示会「アートキャンプ2006―素朴の大砲―」が開催された。
 この作品展は01年以来5年ぶりの開催となる。
 会場となった浦添市美術館には県内外から募集、選抜された18人の作品約200点が展示された。どの作品も制作者の独自の世界観が感じられる作品ばかりで、表現方法も、絵画、粘土細工、洋服、ぬいぐるみ、切り絵など実に多彩。制作者の喜びや熱意が伝わる作品がそろった。来場者の女性は「各所にこだわりが感じられる。感動した。」と感想を語った。
 主催したのは、県内の養護学校教諭や福祉施設関係者の有志によって結成された「アートキャンプ2001実行委員会」。同委員長の朝妻彰さんは「障害者だからというのではなく、純粋に作品や才能を見てほしいと思った。」と発起の思いを語る。5年前の展示会をきっかけに芸術活動の輪が広がりつつあるとのことで、「今後ますます創作や表現をする場が増えていってほしい」と期待を語った。



地域で進める権利擁護
推進員研修会を開催


 2月1日、2日の両日、県総合福祉センターで「地域福祉権利擁護推進員研修会」が開催された。これは、県社協に設置される県福祉サービス利用支援センターが主催したもので、県内各社協に設置する「地域福祉権利擁護推進員」を対象に各種講義、演習が行われた。
 研修会初日には、推進員の役割などについて学んだ後、照屋俊幸弁護士が「権利擁護とは」について講義を行った。高齢者の特質に着目し、加齢や閉鎖性から来る権利侵害の特徴、権利擁護のための諸制度の概要などが紹介された。つづいて、幸地東・県高齢者福祉介護課介護企画班長より、来年度から開始される地域包括支援センターの役割などについて講義があった。
 研修2日目は、安謝在宅介護支援センターの大兼久知子氏より高齢者虐待の事例について報告があり、虐待問題への対応方法などについて学んだ。つづいて、那覇市健康福祉部の島村聡政策主幹を講師に、「権利擁護に関する相談機能とは」と題して演習を行い、各受講生が活発な意見を交わしながら、相談対応の実際について理解を深めた。

権利擁護推進員の役割
 認知症高齢者の増加や虐待件数の増加など新たな社会情勢を視野に、住民への権利侵害に対しての防止策や早期発見、早期対応に向けた権利擁護のシステム作りが求められている。
 社協ではこれまで総合相談窓口として住民からの寄せられる様々な福祉相談に対応してきた。今後は、社協がこれまで培ってきたノウハウやネットワークを活かしながら、適切な権利擁護が図られるよう、相談助言のほか、専門機関との連携や諸制度の活用が求められる。地域福祉権利擁護推進員はこれらを中心となって行い、地域における住民個々の権利意識の高揚と福祉向上を図る。




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福祉情報おきなわVol.106(2006.3.1)
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