シリーズ活動最前線
子育て支える優しい手
療育ファミリーサポートほほえみ

今回は、「療育ファミリーサポートほほえみ」の活動についてメンバーの福峯静香さんに話をうかがった。
「ほほえみ」の結成は昨年6月。実際の活動を開始したきっかけは04年9月にまでさかのぼる。
当時ホスピスに入院する児童の両親から依頼を受け、約1ヶ月付き添いのサポートをしたのが始まり。当時一緒に活動をしたメンバー数人でのスタートだった。
ほほえみでは、障害や病気を抱える子どもとその家族を支える活動を行っている。具体的には、病院や学校での付き添いの代行や、見守り、送迎、外出援助といったメニューを提供している。
一般の福祉サービスが障害児者本人の利用に限定されるのに対し、ほほえみでは、「障害のある児童の面倒を見ている母親に代わって、スタッフが他の兄弟の送迎や面倒をみる」といった利用の方法も可能である。 このほかにも、夜間や休日にも対応するなど、柔軟な対応を行っている。
福峯さん自身もかつての経験から、「本人のみならず家族全体のサポートが必要だと強く感じた」と話す。ほほえみの活動はとても好評で、賛同するメンバーや利用者も増え、現在では、19名のメンバーが一月に約20家族以上にサービスを提供している。
ほほえみに集うメンバーは、看護師やヘルパーなどの資格者も多い。また、療育に関する専門知識を習得するための養成講座も行っている。「メンバーがやりがいを感じて活動してくれている」と福峯さんは話す。

現在、NPO法人の認証を申請中で、これからはも提供するサービスの幅を広げていく予定だ。
「療育の必要性に関係なく、子育て支援については社会全体でとりくむべき急務」だと話す福峯さんは、「これからも気軽に子育ての支援が受けられるしくみを作り上げて行きたい」と抱負を語った
連絡先=西原町字上原242番地サニーヒル104 電話:090-9781-8966(福峯)または、090-4345-8990(大城)まで。
福祉施設経営相談Q&A(労務管理編)
Q 採用する職員選びで失敗したくありません。失敗しない採用面接をするには、どのようにしたら良いでしょうか。

A
絶対に失敗しない採用面接というのは存在しませんが、失敗する確率を減らす方法はあります。
まず、働いて欲しい職員像をはっきりさせることが第一ステップです。一例を挙げると、「福祉の心を持った職員」というのが出てきたら、さらに掘り下げて、「福祉の心を持った職員像」とは、どのような職員なのかということを考えます。そうすると、「人に尽くすことに喜びを感じる人(例)」というような具体的なイメージが出てきます。こういった職員像が出てきたら、次に、「人に尽くして喜びを感じた経験」を事前に作文にしてきてもらい、それを題材に事実ベースの体験を聞くという面接をします。これを事実確認法といいます。
私の経験からいっても、この方法を使うと、面接慣れした人にも惑わされず、十分に対応できます。逆に、気をつけたいのがスキーマと呼ばれる誰もが持つ心理傾向です。スキーマとは、絶対的な思い込みのことです。スキーマだらけで採用し、あとになって「こんな職員ではないと思ったのに・・・」といってもあとの祭りですので、是非、実際にとった行動や体験を基に事前に質問を組み立て、効果的な採用面接をしてください。
監修▼福祉施設経営支援事業専門相談員 社会保険労務士・江尻育弘
【労務管理に関するご相談は】
江尻育弘(社会保険労務士)
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福祉情報おきなわVol.106(2006.3.1) |
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