県民児協 広報・情報紙 ふ く ら し ゃ 第12号

我が街の民児協

うるま市民児連協 会長 照屋寛武  

うるま市民児協連絡協議会の発足
 うるま市には5つの単位民児協がある。平成17年4月1日付けで具志川市、石川市、与那城町、勝連町の二市二町の合併に伴い諸団体の中で先陣を切って合併に踏み切った。人口10万6千余人となり民生委員児童委員の定数も171人となり、那覇市に次ぐ県下2番目の大世帯となりました。
「民児協合併ありき」が前提とは言えその道程は決して安易に、スムーズに合意に達したのではなく、公式、非公式に会長たちの間で何度か話合いがもたれた。各民児協より5人の委員が選出され「合併準備委員会」が結成され、役員と3つの作業部会を作り責任分担を明確にした。
具体的な作業部会の前には各民児協の活動状況、予算、行政、社協との連携等々きめ細かな事柄が報告され相互理解に努めた。  
とことん対話と協議を重ね次の作業部会に分散、①会則部会、②活動部会、③予算部会に全委員を配置、それぞれ独自の部会を開催しては全体委員会に報告、そして修正を加えながら協議を重ね、やっと日の目を見るに至った。
委員内外から時期尚早の声もなかった訳ではない。長い歴史の中で一挙に改革することは容易なことではない。福祉サービスの後退は許されないとは言いながらも予算面での問題もあり平等を期すことは多難なことであった、しかし法定民児協として大同団結あるのみ。とりわけ5民児協を統括する事務局費については未解決のままである。

結成後連協としての主な活動
①結成総会、 ②評議委員宿泊研修、 ③親睦グランドゴルフ、 ④新年会

基本合意及び確認事項
1、活動に関しては各単位民児協の主体的活動を重視する。
2、予算面では「連協」予算を除いて各民児協の人数に等分する。
3、社協との協力関係は各支所に担当者の職員を配置する。




我が街の民児協
宜野湾市民児連協 会長 玉城宏
  本市の人口は、9万479人です(1月末現在)。民生児童委員は、119名、主任児童委員10名、計129名で、単位民児協が5つあります。事務局の所在は、市役所福祉保健部福祉総務課に置き、定例会等の会合は、社協センターを活用し連携を密にしています。
 市民児協には、各単位民児協の正副会長で組織する中核をなす正副会長会があって、月1回の定例会を開催し、報告・連絡・協議事項等を行い、また、すべての行事の企画運営の要役としても機能しています。年間の大きな事業として、総会、合同宿泊研修会、民生児童委員の日や県外研修(全国大会等)の報告を兼ねた民児協合同研修会などが活発に開催されます。
 また、市民児連協の中には、福祉専門部(老人、児童、母子父子、障害児者)、広報の6部があって、関係する課題をもって活動しているのも本市の特徴でしょう。
 そのうちの2つの部についてくわしく紹介します。児童福祉部は、主任児童委員を中心に単位民児協の会長が加わって、学校訪問の企画運営、子育てサロンの視察研修、「子育てガイド」の編集発行等児童問題に関して取り組んでいます。広報部は、民児協の年間活動状況を「民事協だより」でまとめて2万部発行し、市の全世帯に配布し広報活動をしています。
 各単位民児協では、月1回の定例会を活用して、報告連絡事項はもちろん、事例等の情報交換や関係機関の担当者を招聘しての研修なども行なっています。また、10月には、宿泊研修会を開催し、委員間の交流と資質の向上を図っています。
 関係機関に協力する事業は、(1)車いすマラソン大会、(2)市健康福祉都市フェアー、(3)歳末チャリティー芸能の夕べ、(4)大口募金活動などがあります。
 各自治会においては、老人福祉の一環とした週1回ミニデイサービスが実施されています。どの民生児童委員も積極的に参加して老人と交流し、喜ばれています。
 現在、取り組んでいる課題、就学前の幼児をもつ親の子育て不安を支援するための子育てネットワークを全自治会単位で組織し、子育てサロンを立ち上げることです。各民児協が中心に研修を重ね頑張っているところです。



我が街の民児協
浦添市民児協 会長 與那嶺勝彦  

 浦添市には5つの単位民児協があり、委員総数118名(うち、主任児童委員10名)で4万156世帯の身近な相談・支援者として積極的に活動を行っております。
 重点的活動目標としては、「信頼される民生委員・児童委員、行動する民児協」を目指し、組織力を生かして、社協及び行政の関係機関・団体等との連携を密にしつつ、各地域の実情に対応した重点的活動を推進しております。
 主な取り組みとして、平成16年度に市が策定した「てだこ・ゆいプラン」(第二次浦添市地域福祉計画)におけるコミュニティーソーシャルワーク事業(中学校区で展開)への積極的な協力や平成17年度に福祉・医療機構より助成金を受け、浦添市西原の児童センターと協働で取り組んでいる子育て支援ネットワーク事業があります。
 子育て支援ネットワーク事業では、親子リトミック教室、ミニ運動会、おやつづくり、英語でリトミック、朗読会、読み聞かせ会、世代間交流、グランドゴルフ、クリスマス会、もちつき大会、次世代育成支援行動計画研修会などを開催して、子どもと子育て家庭の支援に積極的に取り組んでいます。
 その他、不登校等児童生徒の家庭支援、児童生徒の見守り活動として、登下校時の声かけ運動の実施や独居老人の安否確認のためのヤクルト配達を行っております。
 また、住民のニーズにきめ細かに応えるため、消費者問題に関する講義等を開催して、委員相互の資質向上にも努めております。




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福祉情報おきなわVol.106(2006.3.1)
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