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結婚相談はじめました
 県内初 具志頭村社協が実施


 11月2日、具志頭村社会福祉協議会(宇座徳幸会長)にて、結婚相談所「にーびち結(ゆい)クラブ」の開所式が行われた。地域の総合相談センターとして機能する社協であるが、今回のような相談所を開設するのは県内初の試みとなる。村社協では、「村民のニーズは高い。地域全体の課題として取り組む必要があると感じた」と設置の理由を説明する。

 結クラブは社協内に事務局を置き、民生委員や社協役員の経験がある相談員4名が相談にあたる。利用希望者は、社協事務局に相談の予約をし、相談員から説明を受けたあと、登録となる。登録者が増えた時点で交流パーティーや相手の紹介が予定されている。相談・登録は無料。ただし、イベントへの参加は実費負担となる。
 対象者は村内の住民が中心となるが、村外からの希望にも応じている。開設以降、事務局には問合せが殺到し、大きな反響を呼んでいる。

 社協担当者は「結婚が豊かな人生を送るためのきっかけになれば。この試みがゆくゆくは村民全体の福祉向上につながると信じている。」と抱負を話す。06年1月の法人合併(八重瀬町社協として新設)後も事業は継続される。結クラブの連絡先は(098)998-1977。



秋の夜に 地域と交流
第2回たまん祭で親睦図る

 10月15日(土)、社会就労センターたまん(糸満市)において「第2回たまん祭」(主催:知的障害者授産施設たまん)が開催された。
これは、盆踊りや余興を通し、利用者、家族、行政、地域住民同士の親睦を深めることを目的に開催されたもの。
 祭りでは地域の保育園や婦人会、青年会などが演舞を披露、太鼓や棒術、盆踊りなど多彩な出し物で会場を盛り上げた。また、タレントとして活躍する魅川憲一郎さんがメインゲストとして出演し、歌とトークで会場を魅了した。
 参加した「たまん」の利用者、新屋海乃さんは、琉舞サークルで磨いた腕前を披露、「緊張したけど、きれいな衣装を着て踊れて気持ちよかった」と笑顔で話した。住民や関係者ら600名が参加した今回のたまん祭は地域の積極的な協力もあり、秋の夜の楽しい宴となった。
 こうした福祉施設と地域との交流きっかけに今後の利用者支援でもますます連携が図られることが期待される。



山城永盛氏、山里勇吉氏が県功労者表彰を受章
長年にわたり福祉向上に貢献

 11月3日、那覇市内のホテルにて「平成17年度沖縄県功労者表彰式」が行われた。これは、本県の地方自治や社会福祉、一般篤行等に顕著な業績を残した方々を表彰するもので、稲嶺県知事より表彰状と記念品が授与された。

 社会福祉部門では、結核患者の職業リハビリテーションや身体障害者授産、老人福祉など長年にわたり幅広く福祉事業に貢献した山城永盛氏(前沖縄コロニー理事長)など2名が表彰された。



 また、一般篤行部門として八重山古典民謡の重鎮として知られる山里勇吉氏が、長年にわたる芸能チャリティー公演の開催とその収益金を県社協等に寄付を行い、社会福祉の向上に貢献したとして表彰された。

 表彰式では稲嶺知事が「ご尽力と不断の努力に対して敬意を表します。夢と希望と自信に満ちた住みよい県づくりに、なお一層の支援と協力をお願いします。」と受章者を祝福した。



野外で本格料理に挑戦!
 母と子のキャンプin国頭

 12月10日~11日、国頭村の奥やんばるの里にて、「母と子のキャンプin国頭」(主催:青少年野外教育財団、後援:県母子寡婦福祉連合会)が開催された。

 これは、野外での共同体験や教育活動を通して親子の絆を深めることを目的に開催されたもので、読谷村母子寡婦福祉会の会員の母子ら30名あまりが参加した。

 キャンプ料理では、第一線で活躍する料理人が加盟する日本エスコフィエ協会の協力で、県内外の一流のシェフが参加。シェフから丁寧な手ほどきを受けながら、フランス料理に挑戦した。子どもたちは慣れない手つきながらも、真剣に楽しく調理に取り組んだ。

 料理に舌鼓をうった後、母親同士の子育て談義や子どもたち同士のレクリエーションで盛り上がった。
 二日目のカヌー体験では、「サンゴとブロッコリの森自然学校」代表の中根忍さんの指導で港湾内をカヌーで回
った。

 参加した親子は「貴重な体験ができた。リフレッシュできた。」と楽しそうに語った。
 この企画は来年度も開催される予定。


高次脳機能障害への理解を
~友の会「ゆい沖縄」が設立~


 交通事故や脳血管の疾患などで脳に損傷を受けたことによる後遺症で現れる「高次脳機能障害」の当事者とその家族で組織する「脳損傷友の会ゆい沖縄」の設立総会と記念講演会が11月12日、那覇市の自治会館で開催され、当事者を含めた関係者など約250名が参加した。

 同会は、「若い脳損傷者友の会」として03年に活動を開始。高次脳機能障害についての勉強会を重ねていく中で「ゆい沖縄」設立の動きへとつながった。

 この障害は、記憶力の低下、会話がうまく噛み合わない、注意・集中力の低下等の症状がありながらも、「外見からは障害を持っていることが判断しづらいため、周囲からの誤解を受けやすい」と事務局の糸数さんは説明する。

 オートバイ事故による後遺症である10代~20代の若い会員が多く、就労や社会参加の面で課題がある中、高次脳機能障害は医療と福祉の制度のはざまにあるため、十分な支援を受けられない現状がある。また同障害については、国の支援の取り組みも始まったばかりであり、「行政への働きかけも積極的に行っていきたい」と事務局の糸数さんは抱負について語った。同会事務局への問い合わせ、相談は、電話・FAX098-892-1257(糸数)まで。



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福祉情報おきなわVol.105(2006.1.5)
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