社会福祉法人のチャレンジ ~新たな社会福祉法人像の構築
社会福祉法人「豊春福祉会」
1.法人・施設の概要
法人名:社会福祉法人 豊春福祉会
理事長:瀬名波榮喜
設立日:昭和56年3月31日(厚生大臣認可)
施設名:こくら保育園
施設長:仲田房子
定 員:90名(現員112名)
敷 地:1876㎡(内829㎡は借地)
建 物: RC平屋建て439㎡、34㎡
住 所: 那覇市古波蔵2‐4‐32
電 話: (098)834-6000
〈保育目標〉
・心身ともに健康で明るい子
・すなおで思いやりのある子
・感情豊かで想像力のある子

(那覇市古波蔵にあるこくら保育園)
2.事業名
○障害児保育:現在5名が利用。
○延長保育:月平均20名が利用。
○一時保育:1日平均5名が利用。
○5歳児保育:現在15名が利用。
○地域交流:園庭開放、絵本や育児書の貸し出し、育児講座、園の各種行事等への参加、世代間交流事業として地域の敬老会やデイサービスでの園児との交流は大変喜ばれている。
3.事業の実践概要
①障害児保育については、平成10年に自主事業として取り組み、平成12年に那覇市の補助事業として本格的に統合保育をスタートしましたが、一人ひとりが、かけがえのない子どもであるという意識を高めるような保育を進めています。現在は那覇市療育センターや専門家による巡回指導等アドバイスを受けながら5名の障害児の保育を行っています。
②広々とした園庭を生かしての地域への園庭開放は、平日の午前9時~11時まで行っており、入園していない乳幼児と保育園児との交流、保護者同士の交流、気軽な育児相談の場にもなっています。
③5歳児保育による異年齢保育は、兄弟のいない子が増えてきている中で、赤ちゃん等との接し方、同年齢や異年齢児との交流、遊びを通して学ぶことも多く、子どもの育ちに大きな役割を果たしています。
④専従の栄養士により、献立作成、幼児期の食育を進めています。また、「地球に優しい環境」の一環として、裏庭での菜園活動は給食の残飯を肥料にして使用し、調理後の廃油を利用した石鹸作りを通して意識が育つよう取り組んでいます。
⑤創立25年の保育事業により、卒園児の二代目の保育事例も増え、卒園後も生年祝いや成人の集いを行い、園との絆を保ちながら、保育園を拠り所とした末永い関わりが続いていくことを願っています。
4.今後の展望
本県においても少子高齢化や核家族化が急速に進行し、家庭や地域の子育て・養育力の低下が大きな社会問題となっています。社会福祉法人立の保育所には、法人の特性を生かした保育の専門施設としての機能を発揮し、地域の子育て支援の中核的な役割を担うことが求められてきております。こうした中で来年度は、地域のニーズが高まってきている学童保育の開設を予定しております。保護者の子育て支援や地域の最も身近な子育て支援センターとしての役割を担い、夢や希望を持ちながら子育てのできる環境づくりに微力ながら努力したいと考えております。
法人の役員及び30名の職員が一丸となり、これまで以上に日々の保育サービスの質の向上に努めつつ、より良い保育園運営を目指していきたいと思っております。
(前のページ)
(トップページ)
(次のページ)
福祉情報おきなわVol.105(2006.1.5) |
編集発行 沖縄県社会福祉協議会 沖縄県共同募金会
沖縄県福祉人材センター 沖縄県民生委員児童委員協議会
〒903-8603 那覇市首里石嶺町4-373-1 TEL098(887)2000 FAX098(887)2024 |
-ふれあいネットワーク-
〒903-8603 那覇市首里石嶺町4-373-1
社会福祉法人 沖縄県社会福祉協議会
Tel 098(887)2000 Fax 098(887)2024
Copyright(C)沖縄県社会福祉協議会
CLOSE