県民全体で支える介護を目指して
沖縄県介護実習・普及センター
10月1日は福祉用具の日
記念講演会を開催

平成5年10月に施行された「福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律(福祉用具法)」によって、呼び名が「福祉機器」等から「福祉用具」に統一とされました。それを記念して10月1日が『福祉用具の日』として制定されました。
沖縄県介護実習・普及センターは、介護の知識や技術を普及啓発に努めていますが、福祉用具のさらなる普及を図るため、10月1日の『福祉用具の日』を記念して、講演会を左記の日程で開催します。
多くの皆様が参加していただきますようにご案内します。
日 時 平成17年10月1日(土) 午後1時30分~3時
場 所 沖縄県総合福祉センター
東棟1階ゆいほーる
演 題 「改正介護保険法と福祉用具の展望」(仮題)
講 師 財団法人 テクノエイド協会 常務理事 村尾 俊明 氏
入浴介護実習室がオープン
トイレ・入浴の実習が可能に

6月29日、県総合福祉センターに入浴介護実習室がオープンし、開所式が行われました。
この実習室にはバリア(段差のある)とバリアフリーの2つの環境でトイレと浴室が再現され、それぞれの環境でトイレ介助・入浴介助を体験することができます。
また、入浴介助に関しては実際にお湯を使用しての実習も可能となりました。このことにより、より実際の介護の場面に近づけた実習ができるようになりました。
また、設備にはいたるところに工夫がみられ、車椅子に乗った状態からでも介助の様子が観察できるよう仕切りを低くしたり、透明なパネルを使用するなど、介護技術のポイントが伝わりやすい設計となっている。
さらに、ベッドからの移乗が困難な人をリフト使って室内を移動する装置も設置され、実習が行えるようになりました。

県介護実習・普及センターでは、これまでも県民を対象に介護技術習得のための講座を開講してきましたが、同実習室を活用することにより、さらに充実した内容の講座が期待できます。
介護講座、介護教室に関する問合せは、県介護実習普及センター098-882-1485まで。
介護実習・普及センター介護教室〈初〉
聴覚しょうがい者の方が「在宅介護実習教室」を受講

6月21日(火)、7月5日(火)、7月9日(土)、7月12日(火)、7月19日(火)の午後6時30分から9時の5日間、読谷村総合福祉センターにて「在宅介護実習教室」を開講しました。
この教室には、読谷村身体しょうがい者協会・聴覚しょうがい者部の皆さんが受講しました。受講者18名のほか、手話通訳者3名、要約筆記者5名の協力もあり、参加者は仕事を終えた後にもかかわらず、意欲に満ちたパワフルな方々が集まり、終始和やかな雰囲気のなかにも真剣に講義を聞き入っていました。
受講者のなかには夫婦そろっての参加もあり、一緒に介護についての現実問題を考えたり、「要介助者・介助者の体験」をとおし、「夫婦愛」を確かめる場面も見られました。
また、実際に施設入所中の母親の介助を体験し、その後受講された方が一言「なるほど」と表情豊かに語る場面や、在宅介護を行っている方で「介助される側の体験をしたことがなく、その人の気持ちが理解できた」と語る姿がみられました。

今回主催した読谷村聴覚しょうがい者部の教室の閉講後、宜野湾市聴覚しょうがい部の方々の要望により、8月7日(日)には受講生11名を対象に「介護教室」を開催することになり、県内全域で介護技術普及講座の活動範囲が広がりをみせています。
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福祉情報おきなわVol.103(2005.9.1) |
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