移動相談所(南風原町の取り組み)

 

高齢者サロンの様子

移動相談所は、高齢者サロンと同日に開設している

南風原町社協(大城徳次郎会長)は、県社協の指定を受けて実施する「社会的孤立対策モデル事業」の一環として町内17箇所に移動相談所を設置している。

その一つ、北丘ハイツでは134世帯329名の住民が生活をしており、高齢者の居場所づくりとしたサロンが毎月第2木曜日に行われている。そのサロンの開催日に併せ、町社協は公民館を拠点とした移動相談所を設け、住民から寄せられる介護保険や生活保護といった社会福祉制度に関する相談など、職員2名で対応している。

また、情報を提供するだけではなく、関係機関との連携・地域や気になる世帯などの巡回訪問等を随時行っている。住民からは「役場や社協からは遠い地区のため、非常に助かっている」との声が寄せられた。町社協職員は「どうすれば地域のために役立てるのかを、常に考えて業務にあたっている」と話した。