県内の取組み事例8 繁多川公民館 いどばたごはん会

繁多川公民館(南信乃介館長)では、市内のNPO法人と連携し、地域の見守りや支え合いで支援を必要としている子ども達の居場所づくりに取組んでいる。

平成27年12月に「第1回いどばたごはん会」が開かれ、子ども達への食事が開始された。以降月1回のペースで開いている。
いどばたごはん会では9歳から中高生、70代の民生委員など幅広い年齢の方が協力し、ほのぼのとした雰囲気の中、夕食会が行なわれている。

hantagawaまた、「GESHUKU事業(下宿事業)」を実施し、離島から本島の高校・大学へ進学する学生を支援している。

具体的には、高齢者の所有する空き部屋を、高校・大学在学中の下宿先として活用し、学生の生活費負担軽減を図るもの。大家である高齢者と若者が交流する一方、高齢者の体調の変化が見られた場合、学生から民生委員に連絡することができ、自然と見守りにつながっている。

孤立防止と進学支援の両方の効果を生む好事例といえる。

 

※写真は取材訪問時の社協職員との意見交換の様子