糸満市で「真栄里団地ゆんたく会(食事会)」を開催

県社協から「社会的孤立対策モデル事業」の指定を受ける糸満市社会福祉協議会では、市内の高嶺地区にある真栄里団地集会場でゆんたく会を開催している。

ゆんたく会は、地域の高齢者を対象に、毎週第3火曜日14時から15時30分に開催され、平均で10人、多いときは約20人の参加がある。

主に、グランドゴルフやカラオケ、食事会、レクリェーション等をして過ごすが、その内容は参加者のリクエストを取り入れて決めている。

地元の高校性がボランティアで関わりを持っていた事もあり、最終的に地元で行えるように活動していたが、活動が途切れた時期があり、以前の活気を戻せるようにと真栄里団地自治会の安里勝利会長が社協に協力を依頼したことで、ゆんたく会がスタートした。

7月19日に取材に訪れた時は食事会があり、県外に在住している方が参加していたこともあって、ゴーヤーチャンプルーの作り方を教えながらの食事会となった。

参加していた住民からは、「楽しみでしょうがない」「写真きれいに撮ってね」と笑いが絶えず、楽しい居場所となっている。社協のコミュニティソーシャルワーカーの赤嶺一行さんは、「男性の参加が増えてくれれば」と今後の活動に期待している。また、参加できなかった住民にも、食事を自宅に届けることで、安否確認も行っている。

以前、団地内でも孤独死が発見されたことがあった。社協のワーカーは、「ゆんたく会の活動を通して、顔が見える関係づくりを団地の住民が安心して過ごせられる場所として定着してほしい」と、これからの活動に期待を込める。

自治会の安里会長は、「みんな元気に来てくれるから安心。今後も交流会を続けていきたい」と意気込みを語った。IMG_0840 IMG_0837