県内の取組み事例6 宜野湾市社協「地域支え合い活動委員会研修会」を開催

宜野湾市社協主催 「地域支え合い活動委員会研修会」

平成28年2月25日、「地域支え合い活動委員会研修会」(主催:宜野湾市社会福祉協議会)が開催され、地域支え合いや見守り活動をテーマとした研修会が行われた。

対象者は、各自治会の地域支え合い活動委員やボランティア、自治会、民生委員児童委員、地域包括支援センター等、約100名が集まり、会場は終始和やかなムードで進行した。

普天間朝光社協会長の開会あいさつの後、テレビ放送された野嵩3区自治会の活動が上映された。続いて、野嵩3区の花城君子自治会長よりあいさつがあり、「長年の活動の中には、大変な思いもしたが、ボランティアの皆さんがいたからやってこれた。地域全体が仲間との思いで活動しています。」と述べた。
野嵩3区自治会には40歳~92歳までのボランティアがおり、毎週火曜日に公民館でサロン活動を行っている。公民館に足を運べない方には、弁当配達を兼ねて見守り活動するなど、献身的に活動している。92歳のボランティアの方は、「人助けのようだが、自分が生きがいになっている」と胸を張って答えた。

ginowan-1その後、地域での見守り活動を議論するのに先立ち、社協職員によるロールプレイング(寸劇)が行われた。その後のグループワークでは、寸劇の主人公Cさんの状況を近隣住民や関係機関が気づき、今後Cさんに対して関われることなどについて討議を行い、住民や専門職それぞれの視点から活発な意見が交わされた。

総括して県社協職員より、野嵩3区自治会の活動とグループ発表についてコメントがあった。
社会的孤立の解消・防止に向けては身近な地域での支え合いのほか、日常的な見守り活動を近隣住民、自治会、民生委員、企業、専門職が連携して行い、異変に気づいたり、困りごとがある際に早急に対応する体制づくりが求められる。

ginowan-2宜野湾市社協の開催した今回の研修会は他の地域においても大変参考になる取り組みである。