ほっとニュースTOPICS

命の大切さ伝えたい
 
かみだのりこさんが絵本 出版

 
ほんわかとした画風
 心に残るメッセージ

写真・作者のかみだのりこさん
▲作者のかみだのりこさん
 「このせかいにうまれてこなければよかったいのちはひとつもない」
 本部町伊豆味出身のかみだのりこさんの絵本が、多くの読者から反響を呼んでいる。
 昨年11月に出版された「いのち」という絵本は、ほんわかとした温かいタッチの絵に、のりこさんの優しく語りかけるようなメッセージがつづられている。冒頭の言葉もその一つ。自殺や家族殺人など悲惨な事件が連日報道されている中、のりこさんは絵本を通して「命の尊さ・大切さ」を伝えている。
 「いのち」は、05年4月に甥の樹(いつき)ちゃんが生まれたお祝いにプレゼントしたスケッチブックが元になっている。小さい頃から工作や絵が好きだったというのりこさんは、暮らしの中の感動や思いを絵と詩に込め、これまで20編ほどの作品を書きためている。06年4月には宜野湾市民図書館で作品展を開催。そのときに業界関係者の目にとまり、本の出版とあいなった。
 また、のりこさんは県内の保育所や学校、図書館などで自身の作品の読み聞かせも行っている。心に響くのりこさんの絵本は口コミで評判をよび、これまで20ヶ所以上で開催してきた。「温かく前向きな気持ちになった。」「忘れかけていた気持ちを思い出した。」など、のりこさんのもとには多くの声が寄せられている。のりこさんは、「私の書いた本の感想を、自分の大切な人、大好きな人にそのまま伝えてほしい。そうすれば、みんなハッピーになれるはず。」と語る。
 本は新星出版より2冊を出版され、県内各書店で購入することができる。
「いのち」(1200円)、「うたノート」(840円)
 



交通事故・飲酒運転の
       危険性を学ぶ
 
高齢者交通安全講習会
  
写真・講師の下地良一係長
▲講師の下地良一係長
 沖縄県総合福祉センターを運営する県社協は、1月10日、かりゆし長寿大学校で学ぶ生徒や地域のお年寄りら180名を対象に、高齢者交通安全講習会をゆいほーるにて開催した。
 この講習会は、高齢者の交通安全に対する意識の高揚を目的とし、今回が初めての開催となる。
 講習会では、はじめに那覇警察署交通対策課の下地良一係長が全国値と比較した本県の交通情勢についてグラフを用いて説明した。つづいて、交通安全に関するビデオ上映で飲酒運転の危険性や道路横断時の注意点、反射材の効果等、交通安全に対する知識を学んだ後、参加者全員に夜間歩行用の反射材が配られた。
写真・真剣に聞き入る受講者
▲真剣に聞き入る受講者

 また、飲酒時と同様に視界がゆがむ特殊ゴーグル(フェイタルビジョン)の装着による歩行体験も行われ、体験した人々は「まっすぐ歩いているつもりなのにうまく歩けない。」「距離感がつかめず障害物にぶつかってしまった。」等と感想を話し合い、飲酒運転の恐ろしさを再認識した。
 近年、全国的に高齢者の交通事故が増加し、更に本県は飲酒による死亡事故が全国平均の3倍以上と10年連続で全国ワースト1である。本講習会が高齢者の交通事故防止につながることを期待したい。


シーサーの独り言
写真・シーサー
「福祉情報おきなわ」の読者の皆さんこんにちは。わしは、総合福祉センターのシーサーじゃ。ところで、この「ほっとニュースTOPICS」では、いろんな地域の話題を紹介しておるらしい。福祉に関する「ほっと」するようなホットな話題があれば、一度県社協に連絡すると良い。わしも楽しみにしてるでな。連絡待っておるぞ。




ボランティア・NPO出会い市にNPO45団体が出展

写真・NPO出会い市の様子
 おきなわNPO月間2007のオープニングイベント「私らしさ発見!ボランティア・NPO出会い市」が、2月4日、宜野湾市の沖縄国際大学体育館で開催された。
 会場では、県内45のNPOがブースを出展し、1500名以上の来場者があった。
 各ブースでは来場者に日頃の活動を体験してもらおうと、アイデアをこらして自分たちの活動をPRする姿が見られ、市民とNPOの多くの出会いが生まれた。
 今回で3回目の開催となる出会い市の今年の目玉は、「大学生との連携」。社会の課題解決に取り組んでいる9つの学生団体が「学生ブース」を出展し、活動をPRした。
 また、会場では大学生がNPOの活動を事前に体験し、レポートにまとめた冊子が配布され、大学生の目線からのNPOやボランティア活動が紹介された。
 出会い市の様子や大学生のNPO体験レポートは、県ボラセンHP「ボランチュなび」にて公開中。
http://volunchu.net/navi/




「見つけよう みんながもってる いいところ」
松堂一成くん(与那原小5年)が全国最優秀賞

写真・受賞に輝いた松堂君(右)と与那嶺さん(左)
▲受賞に輝いた松堂君(右)と与那嶺さん(左)
 「2007年児童福祉週間」の標語に与那原小5年の松堂一成くんの応募した「見つけよう みんながもってる いいところ」が採用された。
 また、与那嶺七瀬さん(同小3年)の「ひろげよう わたしのえがお みんなのえがお」が入選に選ばれた。
 これは、厚生労働省が毎年募集しているもので、今年は「次世代を担う子どもたちからの発信」をテーマに全国から5072点の応募があった。
 松堂くんと与那嶺さんはともに町立あかぎ児童館に通っており、うれしい同時受賞となった。松堂くんは「最近いじめや自殺が起きているので、みんなの『いいところ』を探すことで社会が良くなると思った。」と作品に込めた思いを話していた。また、与那嶺さんは「みんなが笑顔になれば世の中明るくなると思った。」と話していた。

「ひろげよう わたしのえがお みんなのえがお」
与那嶺七瀬さん(同小3年)は入選



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福祉情報おきなわVol.112(2007.3.1)
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