新 年 の ご あ い さ つ

社会福祉法人 沖縄県社会福祉協議会
  社会福祉法人 沖縄県共同募金会   会 長   呉屋秀信

明けましておめでとうございます。
 県民の皆様には、輝かしい新年をお迎えのことと心からお喜びを申し上げますとともに、この一年のご多幸とご活躍をお祈り申し上げます。
さて昨年は、介護保険料の改定や障害者福祉サービスへの支援費制度の導入、住民参加を前提とした地域福祉計画策定への取り組み、あるいは市町村合併の枠組みの問題等、県民ひとり一人に直接関係する大きな動きがありました。
 今年は、この動きに迅速、的確に対応すべく、市町村社協を始め、関係機関団体との連携を一層密にし、さらに、県共同募金会においては、インターネットを活用しホームページで配分額を公表するなど、県民主体の活動を積極的に展開してまいりたいと存じます。
 また、昨年から供用を開始しております県総合福祉センターが、福祉人材やボランティアの育成、情報の発信基地として、県民福祉の殿堂たり得るよう十二分に活用を図り、支え合い、共に創る福祉社会の形成を目指して邁進する所存でありますので、県民皆様のこれまで以上のご参加ご協力をお願い申し上げまして、年頭のご挨拶といたします



渡真利源吉氏が沖縄県功労者表彰を受賞


11月3日、那覇市内のホテルにて2003年度県功労者表彰式典が開かれ、6分野より10人が表彰されました。社会福祉分野からは渡真利源吉氏(元児童養護施設「愛隣園」園長)が受賞、稲嶺沖縄県知事より表彰状が手渡されました。
 渡真利氏は昭和27年に琉球政府厚生局で児童福祉を担当、昭和39年より愛隣園に勤務し、平成10年に退職するまでの46年間児童福祉に関わり、琉球政府時代に児童福祉法制定の立案者の一人として貢献してきました。



平成15年度叙勲・褒章等受賞者
 ・叙勲=松山幸子、山城永盛
 ・褒章=宜保千代、運天ヨシ
 ・県功労者表彰=渡真利源吉
 ・厚生労働大臣表彰=比嘉かね、松堂忠仁、嘉手川満子、金城ヨシ子、宮城夏子、宮城樹正、伊志嶺守、渡久地昌子、吉武進、名護市第4民生委員児童委員協議会、点訳サークルホルトの会、音訳ボランティアサークルはづきの会



ひろがれ、子育て支援の輪 ~ふれあい・子育てサロン活動の推進~

 近年、子育て家庭の支援において、地域に密着した市町村社会福祉協議会が拠点となり、地域住民およびボランティアによる自主的な草の根活動を行う「ふれあい・子育てサロン」の取組が広がりつつあります。
 「ふれあい・子育てサロン」とは、地域の公的な集会施設や身近な施設(公民館、児童館、保健センターなど)を拠点に、子育て家庭の親子などの地域住民が、子育てを楽しみながら仲間をつくり、お互いに支え合う活動のことをいいます。地域住民やボランティアの創意工夫により多様な活動形態を持ち、当事者同士や地域住民がふれあい、仲間づくりを行うなかで孤立しがちな子育て家庭の育児不安の解消や地域の連帯、福祉力を醸成するなどの効果があります。
 子育てサロン活動が必要とされる社会的背景には、核家族化の進行に伴う家庭形態の変化や地域環境の変化によって、子育てに伴う親の負担感や悩みを相談できないまま、孤立したなかで子育てをしている親が多く存在していることがあげられます。
 そうしたことから、市町村社会福祉協議会の取り組む子育てサロン事業を支援するため、沖縄県社会福祉協議会では、「ふれあい・子育てサロン推進委員会」を設置する運びとなりました。
 本年度は、全国社会福祉協議会より「ふれあい・子育てサロン」活動の開発のための調査研究事業を受託し、宜野湾市社協と南風原町社協の協力を得て、子育てサロンの立ち上げから関係機関・団体との連絡調整、子育てサロンの担い手養成研修の実施などを展開しております。その成果をもとに、これからも子育てサロン活動の普及を目指して、取り組みを広げていくこととしています。


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福祉情報おきなわVol.93(2004.1.1)
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