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シリーズ　活動最前線

地域活動に花を咲かせて

かりゆしグリーンボランティア

　那覇市首里石嶺町にある県総合福祉センター沿線には、色とりどりの花が咲いたプランターが数多く並び道ゆく人の目を楽しませている。　
　このプランターの設置と維持管理を行っているのが、かりゆし長寿大学校を卒業した同窓生らで構成される「かりゆしグリーンボランティア」だ。
　活動のスタートは４年前。大学校を卒業した14期生が中心となり、那覇市内の公園の清掃活動を毎月1回のペースで行ってきた。
　会のリーダーを務める田村守さんを中心に22名のメンバーで始めた清掃活動も現在は正会員、賛助会員合わせて144名となっている。

　公的な財団からの助成金を得たり、那覇市長から公園愛護団体として表彰を受けたり、その活動が評価されてきた。公園の清掃だけにとどまらず植栽活動でみどりあふれる街づくりに貢献していきたい、として今年の3月に会をリニューアルした。
　日差しの強い沖縄では植え付けた花々の維持が大変だという。会では、正会員を6班に編成して、毎日の給水作業を欠かさない。いくつものバケツで水を運ぶ作業や土の入れ替え、肥料やりは重労働だ。しかし、仲間とユンタクしながらの作業は、ついつい時間が過ぎるのも忘れるほどだと言う。
　また、通りがかった人から「きれいだね」と声をかけられ会話が生まれるから嬉しいという方や、我が家はもちろんのこと、近隣の植栽も気になるようになったという方もいる。会の活動を通じて地域のことを更に意識し、関心を高めつつあるようであった。

▲色とりどりの花を咲かせるメンバーたち

▲道路沿いに並べたプランターの手入れも楽しみながら