福祉情報おきなわVol.122(2008.11.1) |
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タンポポの会は、大宜味村内の各地域において活動するボランティア団体で、主に地域の公民館などで行われるミニディサービスの手伝いをしている。ボランティアとして活動している多くの方が、「地域の高齢者を地域で支えたい」と考え、奉仕活動を行っている。ボランティアとして活動している会員は、約50名である。普段は、地域での奉仕活動が主だが、年に四回、会員同士の集まりにおいて、救急法の勉強会やボランティア活動での事例検討会を行っている。
今回は、塩屋区公民館で活動されている会員の新城安子さんと金城美佐枝さん、宮城和子さんにお話を伺った。塩屋区公民館では3人のボランティアが、週1回ミニディサービスの手伝いをしている。利用者は70代~90代まで幅広い年代層の方々が利用しているが、ボランティアの皆さんが「一緒に楽しんでいます」と話されるほど、元気な利用者が多い。
塩屋区では3ヶ月に1回、誕生会を行い手料理を提供し、他の地域で活動している「タンポポの会」のメンバーも応援で踊りや余興を披露したりする。また、他の地域でのミニディサービスで、紙芝居や本の読み聞かせの活動をすることもある。
普段は、朝8時半から会場設営や名札の準備など、ミニディサービスが滞りなく行われ利用者が帰った後の片付けまで行っているが、ボランティアの皆さんは「無理をせずに、出来るお手伝いをする事が続けるコツ」であると話されるとおり、仕事や自身の体調と相談しながら、地域住民の支え合いを行っている。
「タンポポの会」塩屋区公民館