沖縄県介護実習・普及センター
高齢者を地域で支援 全国初 宜野湾市社協 在宅介護支援員派遣事業スタート
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(写真キャプション)
宜野湾市社協我如古盛吉会長(写真左)より49名の在宅介護支援員へ委嘱状が交付された。
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宜野湾市社会福祉協議会(我如古盛吉会長)では、平成18年7月14日から「在宅介護支援員(お助けマン)」の派遣事業を始めた。これは、「地域で支え合う在宅介護」の趣旨の下に、高齢者を在宅で介護する家庭にボランティアの在宅介護支援員(お助けマン)を派遣するもので、このようなボランティア派遣事業は全国でも初の試みとなる。地域で支え合う高齢社会に向け、「お助けマン」の活動が期待されている。
この事業は、県介護実習・普及センターで地域介護支援リーダー養成研修を受講した人を市社協が在宅介護支援員(お助けマン)として登録。2人1組で派遣要請のあった家庭を訪ね、基礎的な介護技術(方法)の指導を行いながら、話し相手や相談に応じるなどして、在宅介護の負担軽減を図るのが目的である。
本年度は野嵩三区、新城区、宇地泊区をモデル地区に指定し、次年度以降、市内全域に広げる予定。
同日は市社会福祉センターで委嘱状交付式が行われ、49名に在宅介護支援員の委嘱状が交付された。
福祉用具を上手に使って「楽々介護」を
高齢者の介護は精神的にも肉体的にも負担が大きいですが、福祉用具を上手に使うと楽に、楽しく介護ができます。
今回は、福祉用具3種の神器といわれております①ベッド・②車いす・③ポータブルトイレの <②車いす>について説明します。
車いすは福祉用具のなかではベッドの次に知られています。最近では障害者や高齢者が車いすで外出する機会も増えそのニーズの高まりとともに、使いやすいものが次々と登場してきています。また、公共建築物などにみられる車いすマークは、障害者のシンボルとして広く知られるようになりました。
車いすは、今や歩行が困難な人を移動させるだけの道具ではなく、障害者自身の足であり、体の一部としての機能が求められています。最近では長時間座り続ける人も増えており、長く過ごす人にはイスとしての機能も欠かせません。ですから座位がしっかりと保てるようにすることも大切になっています。身体を車いすに合せるのではなく、車いすを利用者の身体の状態や体形に合せたものでなくてはなりません。最近では、モジュールタイプといって車いすをいくつかのパーツとしてとらえ、身体の状態に合せて組み立てる調節機能を重視したものが主流になってきました。例えば、座幅が広すぎると身体が傾いてしまうし、自力では移動しにくくなります。車いすの座幅、座面の奥行、車輪の位置、肘掛の高さなどが調節できるます。車いすは障害者の意識を変え、自立範囲の拡大に一役かっています。このことにより、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)は著しく改善されています。
車いすは、一般的には「いす」と言われていますが、材質や構造からは「自転車」に近く、フレーム部(骨組み)、車輪、及び駆動・制御装置などの四つの基本要素からなっています。フレームの構造は折りたたみ式、固定式、分解式のものがあります。各部分の名称は図のとおりです。
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福祉情報おきなわVol.109(2006.9.1) |
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