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市民団体が相談員派遣事業 展開
「市民介護相談員なは」


 去る4月20日、那覇市総合福祉センターにて、「市民介護相談員なは」の発起式が開催された。

 「市民介護相談員なは」(仲本しのぶ代表)では、那覇市近郊の介護保険施設・事業所と契約し、介護相談員の派遣を行っている。

 介護相談員は、介護サービスの質の向上と高齢者の権利を守ることを目的に、施設や事業所を訪問して、利用者の不満や要望に耳を傾け、問題解決に向けて施設や関係機関との橋渡し役を務める。

 「市民介護相談員なは」では、現在、16の施設・事業所と契約を結び、18名が介護相談員として活動している。契約料は年間5万円で、毎月1回、2名の相談員が契約施設を訪問し、2時間程度雑談形式で相談に応じる。利用者から寄せられた声は施設や関係機関へ伝え、問題解決を一緒になって考える。

 こうした介護相談員の派遣事業を市民団体が独自で運営するのは全国でも初めて。会発足から1ヶ月が経過し、大田友子副代表は、「事業所も積極的に協力するようになった」と手応えを語る。相談活動は5年前から那覇市の事業として実施していたものの、財政難による事業打ち切りにともなって、平成17年に「ボランティア介護相談員の会」として再出発した経緯がある。

 今後の活動について仲本代表は「活動の趣旨に賛同する施設を増やしていきたい。あわせて相談員の養成にも取り組みたい。また、行政と協働しながら活動していきたい」と意気込みを語った。連絡先は、那覇市泉崎1-1-1 地域包括支援センター気付(090-4470-7843)


「ウチナー障害者人権白書」
宮城隆さん(豊見城市)が調査・発行

 豊見城市豊見城にある「行政書士事務所みやぎ」の宮城隆さんが5月、「ウチナー障害者人権白書」を発行した。これは、昨年、沖縄国際大学大学院で調査・研究した修士論文のうち、アンケート部分をまとめたもの。3障害あわせて346人からのアンケートをもとに、障害者の人権について考察し、社会参加や福祉施策への課題について分析・提言を行っている。
 本書への詳しい問合せは、090-4996-3322(携帯・宮城)まで。


※本書は無料配布(郵送料は実費負担)も行っている。

 

センターで こいのぼり掲揚式
 4月27日、県社協および県総合福祉センター主催による「こいのぼり掲揚式」が開催された。式には、近隣の保育園をはじめ、センター周辺の社会福祉施設、地域住民などおよそ150人が参加した。はじめにみどり保育園と太陽保育園の園児たちがアトラクションを披露。ついで「童神」を参加者全員で斉唱した。こいのぼりの掲揚ではみんなで「こいのぼり」の曲にあわせて綱を引き、大空にこいのぼりを掲げた。参加賞のプレゼントを手にした園児たちは「楽しかった!」と満面の笑みを浮かべていた。








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福祉情報おきなわVol.108(2006.7.1)
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