県民児協情報広報紙　ふ　く　ら　し　ゃ　第２号

わたしのまちの民児協　～首里第三民児協～

首里第三民児協会長　上原仁一


地域の概要
　首里第三民生委員児童委員協議会は、人口約二万三千名の石嶺町全域を二十八名の委員で担当しております。
　城東小、石嶺小、城北小、石嶺中、城北中、首里東高校があり、西原町、浦添市に隣接した落ち着いた地域で、より住みよい街づくりに取り組んでいる活気に満ちた地域であります。
　私たちの活動の拠点は石嶺文化プラザです。

組織的活動
　毎月第2火曜日午後二時から定例会を行っています。
平成十六年度重点目標
一、児童委員活動の強化推進
二、専門部活動の充実
①子育て支援部　すこやか子育てサロン活動を推進
②健全育成部　学校、青少協、指導員等と連携活動
③地域福祉部　ミニディサービス支援、「体操」による健康づくり
④広報部　広報紙「民生いしみね」発行で地域への広報活動
毎年市社協の援助を受け開催している「ふれあい昼食会」には多くのお年寄りが参加し、町内の保育園児の演技や異世代交流等で大変喜ばれております。
ふれあい昼食会「いつまでもお元気で」

充実してきた子育てサロン活動
　毎月第二水曜日の午後三時から行っている「すこやか子育てサロン」活動は、子育て中の親子、民生委員児童委員等が知恵を出し合いとても楽しく喜ばれております。最初は民生委員児童委員が中心に活動を進めておりましたが、次第にお母さん方の手に移り充実しております。最近月一回では少ないので、県総合福祉センターを会場とした子育てサロン活動の進め方も考えております。いつでも子育て中の親子の入会をお待ちしております。
すこやか子育てサロン活動

連携活動を重視
　私たち首里第三民児協では学校との連携活動を重視しています。毎年、区域内の小中学校を訪問し、校長、教頭、生徒指導の先生方と情報交換、非行児や不登校児の指導支援や学校行事へ参加を通じ、手を取り合った活動を進めております。毎月の「少年を守る日」には、午後九時から青少協の交流会、夜間巡視に参加をしております。また、地域の祭りや行事への積極的参加も行い地域との連帯活動を常に心がけております。例えば、自治会長、学校長、ＰＴＡ会長、施設長、青少協、警察補導員、センター指導員等に集まってもらい子育て中の親に対する実態調査の結果の報告会と意見交換を行なったり、警察補導員、センター指導員、学校長、警察、センター職員等で組織する「ひまわりの会」とも交流を深め活動しております。
学校訪問での情報交換

むすび
　今後とも地域にとけこみ地域のニーズに答えるための活動を地域の団体、機関、住民としっかりと手をとりあって地域福祉の向上をめざして、二十八名の委員が一丸となって頑張っていきたいと思います。



〈沖縄県社協より〉
厚労省　生活福祉資金貸付制度を簡素化　沖縄県では当面、現状維持の方針

　厚生労働省では生活福祉資金の取り扱いをより分かりやすくするために、今年八月から資金種類の整理・統合を図ることになりました。併せて借受人等と民生委員の関わり方についても簡素化する方針で、「民生委員・主任児童委員必携」にも同様の趣旨が掲載されています。
　しかし、民生委員による借受人世帯等への十分なる関わりが本制度の主旨である「自立助長」や適正な運営につながることから、沖縄県ではこれからも民生委員と一体となり本制度の運営を図ることが重要と考えております。よって、沖縄県社協では、民生委員協議会と協議した結果、「九州各県の動向も踏まえながら、当面は現状どおりの方針で運営していく」こととしました。
　今後とも、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。


〈お知らせ〉
ご意見・ご要望をお寄せ下さい
　県民児協では会員の皆様から原稿（800字程度）を募集しています。質問コーナー、地域の特記すべき活動事例をはじめ地区民児協での研修・定例会等におけるご意見、ご要望などありましたら、本会事務局までどしどしご投稿ください。（写真等がありましたら同封下さい。）
　「ふくらしゃ」は奇数月の一日の発刊となります。原稿は当該月の一ヶ月前までにお送り下さい。

編集後記
　今回「ふくらしゃ」の記事は、県総合福祉センターのある地元首里石嶺町の首里第三民児協にお願いをいたしました。上原会長には快く引き受けていただき、すばらしい活動内容の記事を書いていただきました。心より御礼申し上げます。県民児協としても総合福祉センターの教室等を提供して、サロンとして活用していただき地域福祉の向上、民児協の支援になればと考えています。今後、このような民児協活動を随時紹介していきたいと思います。投稿をお待ち申し上げます。（事務局・上原）





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