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福祉情報おきなわVol.126(2009.7.1)
編集発行 沖縄県社会福祉協議会  沖縄県共同募金会
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県社協プロジェクト事業報告
 「宅老所における自己評価の研究」 2年連続、ガイドブック発行

 平成19年度より部所の枠を越え、横断的な取り組みが必要な福祉課題に対し、職員による提案型事業として、局内プロジェクトが始動した。
 初年度は、介護保険制度外の宅老所について、利用者やその家族が選択する際の基準としての認定制度を研究するプロジェクトが採用された。しかし、メンバーで議論を重ねていくうちに、利用者やその家族だけでなく行政・関係機関においても宅老所に対しての認識が様々であることが分かり、認定制度に関する研究テーマから宅老所の現状把握そして情報提供に重点を置いた活動が行われた。
 そして、平成20年度は、前年度のプロジェクトメンバーに、新たなメンバーを加え、前年度に得られた宅老所の情報を基に、宅老所経営者や職員自ら評価を行う「自己評価」について研究するプロジェクトを提案し、採用された。
 宅老所へ自己評価を依頼するためには、県内にある宅老所の把握が必要だが、制度上特に管轄が無い宅老所の情報収集には苦労したとメンバーは振り返る。
 沖縄県介護支援専門員協会や沖縄県医療ソーシャルワーカー協会等に、宅老所の情報提供を依頼し、宅老所に関する情報を確認するとともに、介護支援専門員等が宅老所に対して日頃感じている意見や要望を調査した。
 アンケートでは宅老所を必要と感じている関係者は多いが、そのサービスの質や内容には基準が無く、利用する際に慎重になっている状況も浮かび上がったという。
 自己評価では、各宅老所が行っているサービスを評価してもらい、公開する事で宅老所の利点を知ってもらい、同時に評価の際に浮かび上がった課題を改善に向けて動くことで、サービス向上に役立ててもらえればと考えている。
 今回発行したガイドブックでは、1年目のガイドブックで紹介した宅老所の基本情報(連絡先やサービス内容)だけでなく、宅老所の職員が行った自己評価票を盛り込むことで、利用者やその家族のニーズにあった宅老所を見つけやすくなっている。また、自己評価の結果をダイヤグラムで表示する事で、各宅老所の特徴が分かりやすく表示されている事も利点の1つにあげられるだろう。
 制度の狭間にあった高齢者を長年支えてきた宅老所の情報をまとめ、情報を開示していくことで、見えにくいその実態を明らかにしてきたプロジェクトもガイドブック発行と宅老所の自己評価の実施という成果をあげて完了を迎えることとなった。
 今後は、このガイドブックが地域で暮らす高齢者のために活用されることを期待する。

子ども達の健やかな成長を願い
 ~ありがとう つたわるこころが うれしいよ~

 4月24日(金)、県社協及び県総合福祉センター主催により今回で7回目となるこいのぼり掲揚式が行われた。
 曇り空の中でのセレモニーの開始だったが、センター近隣の「みぎわ保育園、太陽保育園、みどり保育園児」による元気いっぱいのお遊戯が披露されるにつれて、徐々にお天気も回復した。
今回はポールではなく、センターの東・西棟の建物間にこいのぼりを渡す方式とし、子ども達の大きな歌声に乗ってこいのぼりが掲揚された。
 普段は静かなセンター内に、子ども達の喜ぶ声が響き渡った。
 

近隣の保育園児も一緒になって盛り上げてくれた

東棟と西棟の間に泳ぐこいのぼり