福祉サービス運営適正化委員会委員改選
第4期委員長に岡島実 弁護士
「運営適正化委員会委員選考のための選考委員会」(委員長、神里博武 沖縄国際大学教授)は6月27日、12名の運営適正化委員の選任について承認しました。
6月29日に開かれた運営適正化委員会では、沖縄県社協会長(伊波常務理事)から各委員へ委嘱状が手渡され、第4期委員長には弁護士の岡島実氏が選任されました。(委員と所属部会は下表のとおり。)
同委員会では、県内の福祉サービスにおける権利擁護の要として、重大な権利侵害への対応や、利用者の想いや願いを大事にした、より良い福祉サービスの実現に向け、利用者の立場に立った活動を精力的に行っていきます。
分野および委員氏名 |
運営
監視
部会 |
苦情
解決
部会 |
1 社会福祉に関し学識経験を有する者 |
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ア 公益代表 |
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・竹藤 登(県社会福祉士会会長) |
○ |
○ |
・福井 彰雄 (県介護福祉士会理事) |
○ |
○ |
・岩田 直子 (沖縄国際大学助教授) |
○ |
○ |
・仲本 しのぶ (市民介護相談員なは代表) |
○ |
○ |
イ 福祉サービスの利用援助事業の対象者を支援する団体を代表する者 |
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・大川 創 (ピープルファースト・ハイビスカス代表) |
○ |
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・濱川 久美子 (なは倶楽部所長) |
○ |
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ウ 福祉サービスの提供者を代表する者 |
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・金城和昌 (特別養護老人ホーム緑樹苑施設長) |
○ |
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・村田 涼子 (社会就労センターわかたけ施設長) |
○ |
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2 法律・財務に関し学識経験を有する者 |
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・岡島 実 (弁護士) |
○ |
○ |
・倉持 輝幸 (公認会計士) |
○ |
○ |
3 医療等に関し学識経験を有する者 |
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・後藤 健治 (精神科医) |
○ |
○ |
・真栄平 勉 (精神保健福祉士) |
○ |
○ |
宮古地区・八重山地区権利擁護セミナーを開催!
7月14日、15日の両日、宮古・八重山の両地区で、「権利擁護セミナー」(主催 沖縄県福祉サービス運営適正化委員会)が開催された。
このセミナーは地域で障害者、高齢者、児童などの当事者の声を聴きながら、権利擁護システムを、どのように構築していくか、地域の方々と、課題を共有し、これからの地域福祉のあり方を考えることを目的として開催され、両日あわせて、約140名が参加した。
宮古地区のセミナーでは、高山直樹氏(東洋大学社会学部教授)が講演を行った。この中で高山氏は、身近に蔓延する官僚制が福祉サービス利用者と福祉サービス従事(提供)者間の上下関係を生んでいると指摘し、市民介護相談員や福祉オンブズマンなどを活用し、重層的な権利擁護システムの必要性を提起した。
セミナー受講した参加者からは、「宮古地区において福祉オンブズマンの立ち上げをしたい!」と、意気込む声も聞かれた。
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(写真キャプション)地域における権利擁護システムの必要性を提起する高山直樹氏(東洋大学教授) |
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八重山地区におけるセミナーでは、高山教授による、地域における権利擁護システムに関する講義のあと、「八重山地域での障害者・高齢者・児童の地域生活をどうする!」をテーマに、パネルディスカッションが行われた。石垣市地域包括支援センターの石倉美津子氏、八重山地域福祉権利擁護センターの仲本有希子氏、石垣市障害者生活支援センターむゆる館の津嘉山航氏パネリストとなり、それぞれの所属機関で利用者と関わる中で見えてきた現状や今後の展望について意見が提案された。
コーディネーターの高山教授は、今後、地域包括支援センターが、地域における権利擁護ネットワークの要となることが期待されるとし、これを契機に、八重山地区独自の権利擁護システムを作ってほしいと提起した。
宮古地区、八重山地区ともに、今後、権利擁護を主眼とした地域福祉活動のさらなる発展に期待が持てるセミナーとなった。
(写真キャプション)地域における権利擁護システムの必要性を提起する高山直樹氏(東洋大学教授)
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福祉情報おきなわVol.109(2006.9.1) |
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