県民児協 広報・情報紙 ふ く ら し ゃ 第9号
我が街の民児協
石垣市民児協

石垣市は1島1市で、人口は46,358名の18,577世帯です。人口は毎年1千名前後が増加しています。おもな産業は農漁業が中心ですが、特に近年黒毛和牛の畜産業と観光産業が急速に発展しつつあります。
石垣市民児協は第一・第二・第三民児協で組織されています。第一民児協の担当地域は、市の東側の平得地区から野底地区にいたる旧大浜町の区域です。地域の人口は14,465名の5,862世帯です。地域内は小学校10校、中学校3校、高等学校1校があります。民生委員・児童委員19名、主任児童委員2名の21名の定数で、地域福祉向上のためにがんばっています。
第二民児協の担当地域は本市の中心市街地で、登野城、大川、八島町、美崎町があります。地域の人口は13,456名で5,833世帯です。地域内には小学校3校、中学校1校、高等学校2校があります。民生委員・児童委員22名、主任児童委員2名の24名の定数です。
次に、第三民児協の担当地域は本市の西側地区で、字石垣から桴海までの区域で人口18,457名、世帯数6,882です。担当の民生委員・児童委員は27名、主任児童委員2名の定数29名です。地域内には小学校7校、中学校4校があります。

次に、本年度の活動計画等について紹介します。
石垣市民児協が統一活動として「沖縄県・児童委員福祉問題ゼロ作戦」の推進等を重点目標として掲げています。また、平成17年5月12日から5月18日までの一週間、「民生委員児童委員の日」に全地域の小中学校を訪問して現場の先生方と親しく懇談し、今後互いに連携して児童福祉問題に対応することを確認しました。また、期間中は地元新聞に6名の民生委員が民生委員制度等について投稿して啓蒙を図ると共に、市役所ロビー内で民生委員活動のPRビデオの放映、パネルによる民生委員制度の説明等をしました。
また、児童福祉部会が中心となって新入学児童・生徒・園児の登校時の声かけ・見守り・街頭支援等も毎年の活動として行っています。沖縄県全地域の民児協の皆さんのご検討と、今後ともご指導くださいますようお願い申し上げます。
我が街の民児協
与那国町民児協
安心して暮らせるまちづくりを

与那国町は日本最西端に位置し、沖縄本島から南西へ509キロメートル、東京から1,900キロメートル、また隣接する台湾省とは111キロメートルの至近距離にある、国境の1島1町の自治体です。
しまの北側に祖納、西側に久部良、南側に比川の3集落が位置し、祖納と比川集落は農業、久部良集落は漁業という就業体系も特徴的です。人口は、1,726名、世帯数は796世帯、小学校3校で児童数142名、中学校2校で生徒数73名です。本町の民生委員児童委員4名、主任児童委員2名(欠員2名)計6名の女性ばかりで活動を行っています。
主な活動は、次のとおりです。月1回の定例会、学校訪問、保育園でのこいのぼり集会、ゆい配食サービスの弁当づくり、ミニデイサービス昼食作り、一人暮らし老人等の安否確認、共同募金運動協力では出発式や街頭募金活動、有償ボランティアとして社協会費徴収等々と、他地区の活動と違い一つの活動に全民生委員・児童委員が参加協力しているのも特徴的だと思います。

終わりに、市町村合併住民投票の結果、「自立」の道を選択したことで、民生委員・児童委員の役割がますます忙しくなってくると思いますが、定数を確保し住民の立場に立ち、住民と共に安心して暮らせるまちづくりを目指して決意を新たにがんばっているところです。
我が街の民児協
竹富町民児協
島々で活躍する民生委員

沖縄県で開催される県民生委員児童委員協議会(県民児協)の総会などで資料についている名簿で、いつも最後の方に載っているのが我が竹富町民生委員児童委員協議会(竹民児協)です。南北に長い沖縄県の一番南に位置する、文字通り日本最南端の民児協と言えるでしょう。
現在、竹民児協は民生委員児童委員が16名で、そのうち2名が主任児童委員になっていて、竹富島1名、小浜島1名、黒島1名、西表島10名、波照間島1名、鳩間島1名のメンバーが6つの島を担当しています。
どの島の名前も最近テレビなどで取り上げられることが多いので良く知られていると思いますが、実は島と島の交通手段がほとんどありません。島間の交通手段がないため、皆の利便がいい石垣島で会議をするとしても、近い竹富島からで10分、一番遠い波照間島からだと1時間、西表島の船浮地区からだと船浮⇒(船)⇒白浜(車)⇒船浦港⇒(船)⇒石垣港という手段で石垣島にたどり着き、冬場の天候によっては欠航のため島の反対側にある港まで車に乗り合計3時間近くかかってしまうので、おのずと民児協の定例会も定期的というわけには行かなくなるのです。

そこで竹民児協として行っているのが「民生委員児童委員週間」での活動です。
今までに西表島の特別養護老人ホーム「南風見苑」と波照間島にある「NPO法人すむずれの家」などに行き、施設見学だけでなく、その地域の介護に係ることや老人問題などの話を聞かせてもらっています。特に小さい島ゆえに兄弟、家族のように暮らしてきたお年よりの中の一人が介護が必要になった場合、他のお年寄りも不安になったり、また、反対に介護が必要になった方が「島のみんなに自分の姿をさらしたくない」などと入所を渋るなど、現場に行ってゆっくりと話しを聞いて見なければ分からない大事な話を聞くことができました。
これらの他に普段の各民生委員の活動は、それぞれの委員がミニデイサービスのボランティアに参加したり、学校訪問を行ったりと色々なことをしています。日頃の民生委員児童委員としての相談や問題解決に加えて、自らできることを探して行動する頼もしい民生委員のいるのが我が竹富町民児協です。
そんな竹富町民児協のメンバーをここに顔写真入りで皆さんに紹介したいのですが、紙面の都合もあるのでそれはまたの機会に・・・・。(竹富町民児協会長 河合正憲)
(前のページ)
(トップページ)
(次のページ)
福祉情報おきなわVol.103(2005.9.1) |
編集発行 沖縄県社会福祉協議会 沖縄県共同募金会
沖縄県福祉人材センター 沖縄県民生委員児童委員協議会
〒903-8603 那覇市首里石嶺町4-373-1 TEL098(887)2000 FAX098(887)2024 |
-ふれあいネットワーク-
〒903-8603 那覇市首里石嶺町4-373-1
社会福祉法人 沖縄県社会福祉協議会
Tel 098(887)2000 Fax 098(887)2024
Copyright(C)沖縄県社会福祉協議会
CLOSE