平成27年度福祉・介護人材育成促進事業 『 沖縄県の福祉・介護分野における人材育成ガイドライン』活用セミナー

 福祉人材研修センターでは、6月10日(中・北部地区)・17日(八重山地区)18日(宮古地区)・24日(那覇・南部地区)において、『沖縄県の福祉・介護分野における人材育成ガイドライン』(以下、ガイドライン)活用セミナーを開催した。
 
 この研修は、沖縄県が施設種別・規模・地域等を問わず、県内の福祉施設・事業所が人材育成に取り組む際の指針として策定したガイドラインの活用方法について、圏域を4つに分けて実施し、4圏域合わせて、約340名が参加した。

 琉球リハビリテーション学院社会福祉学科長の竹藤登氏を講師に招聘し、第一部【講義】・第二部【演習】を行った。
 竹藤氏は、マズローの欲求5段階説を説きながら、戦後から現在の福祉サービスの移り変わり、行政が給付決定から提供まで行う「措置制度」から利用者が自己決定の下に利用・選択するしくみ「契約制度」への変化期であることを、各福祉関係法を用いて伝えた。
 また、ガイドラインの活用方法をわかりやすい言葉で、教育者という立場での自身の実践も踏まえながらの講義であった。
 第二部では、ガイドラインのチェックリストを実際に使って、自事業所・施設の分析、レーダーチャートにて見える化をすることにより、再認識を行った。
 次に、グループワークにて、様々な種別の福祉施設との意見交換を行い、参加者からは、とても有意義な演習となったとの話があった。
 
 この他にも、参加者からは、「実際にガイドライン等を活用できる体制を整えたい」等、厳しい人員配置の中でも、人材育成の取り組みへの意欲的な意見が多く聴かれた。「モチベーションを上げるためには、褒める。スキルを上げるためには、叱る。」という竹藤氏の言葉が印象的であった。
 これから、モデル施設・事業所を決め、実際にガイドライン等の活用、評価、検証等を行い、人材育成実践フォーラム(仮)にて実践報告をする予定である。