シリーズ活動最前線 |
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きこう!コラボレーション
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2006年春、沖縄国際大学の人間福祉科に聴覚障害を持った上原さんが入学したことをきっかけに講義のノートテイクボランティアとしてキコラボの活動が始まった。 ノートテイクとは、当事者一人に対して二人のテイカーが付き、先生の話しや学生の発言など講義中に発せられた言葉を文字にする同時通訳で、聴覚障害を持つ学生の学びを支援するものだ。
メンバーは、同じ学科に通う学生9名のコアメンバーと6名の協力者。コーディネーター役の小浜さんが、テイカーを調整する。ノートテイクは、テイカーとして要約する作業に集中するため、自分の受ける講義にはテイカーに付くことが出来ない。それぞれの学業をこなしつつも、これまで上原さんの全ての講義にテイカーをつけてきた実績は、週1回のミーティングでメンバー間のコミュニケーションを大切にしてきた成果だ。 ノートテイクはテイカーの語彙力や要約する力が重要であると同時に、話す速度や声の大きさ、発音など講義する先生の協力も必要不可欠だ。キコラボでは、テイカーが感じた講義ごとの感想をまとめ、先生らにテイカーの声を届けることで、今後の講義に協力を求めて行く考えだ。 キコラボを通して多くの先生と関われて楽しいという仲地さん、自分が通っている大学にまだまだ改善して欲しい点があると、気づく視点を持つことが出来たという運天さん、キコラボが彼女たちの学生生活に様々な発見を与えている。 今年度、キコラボはソニーマーケティング学生ボランティアファンドから助成金を受けて聴覚障害を持つ学生の支援マニュアルを作成し、大学関係者に配布するという。キコラボの実践をマニュアルにすることで、卒業後も大学のサービスメニューとしてノートテイクを位置づけて欲しい。聴覚障害者も大学進学を進路の選択肢にすることが出来るよう未来の後輩たちのために大学をもっと学びやすい環境にしていきたい、それがキコラボの強い願いだ。 |
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福祉施設経営相談 Q&A 会計・財務編 |
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今回、回答して頂くのは本会「福祉施設経営相談支援事業専門相談員」の公認会計士 倉持 輝幸先生です。
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無形固定資産とは、無形の法律上又は契約上の権利をいいます。これには様々なものがありますが、例えば電話加入権・ソフトウェア・借地権などがあります。具体的な内容は次の通りです。 ① 電話加入権は非償却資産のため、10万円未満でも計上する必要があります。具体的には「施設負担金」と「契約料」を無形固定資産として計上します。ただし、リース形式の場合は計上する必要はありません。 ② ソフトウェアはコンピューターのプログラム自体又はこれの使用許諾に基づき使用する権利のことです。減価償却資産であり、耐用年数5年、残存価額0円の定額法で減価償却します。 ③ 借地権は建物の所有等を目的とする地上権又は土地の賃借権を言います。具体的には契約に際し、支払った金額のうち、敷金や保証金のように返還される部分以外の金額(権利金、敷金損料等)が該当します。この借地権は非償却資産です。また、敷金や保証金は有形固定資産でも無形固定資産でもない「その他の固定資産」として退職共済預け金等と同様に計上する必要があります。 県社協では経営支援室を設置し、福祉施設の経営相談を受け付けています。 社会福祉法人の設立、施設経営、職員の処遇、会計・税務、法律問題など、さまざまな相談に対し て2名の経営支援員と3名の専門相談員が対応しています。 沖縄県社会福祉協議会 経営支援室 (前のページ) (トップページ) (次のページ)
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